「フォローするときは挨拶するのがマナー」
こんな暗黙の了解が、インスタグラムでは一部信じられています。実際に、この記事をご覧になっている人も「インスタグラム 無言フォロー」で検索をしてたどり着いたのではないでしょうか?
安心してもらうために先に結論をお伝えすると、『インスタグラムで無言フォローは問題なし!』です。
知り合いであっても知らない人であっても、インスタグラムをはじめとしたSNSでフォローの際にわざわざ挨拶をする必要はありません。
インスタグラムで無言フォローは失礼ではない!
インスタグラムで無言フォローしても何ら問題はありません。以前は、インスタグラムではフォローするときに一言挨拶するのがマナーと言われていたことがありましたが、現在では、無言でフォローされたからといって気に掛ける人はほとんどいないでしょう。
当然ですが、インスタグラムの規約にも「無言でフォローしてはいけない」といった記載もなく規約違反にもなりません。
だからといってメッセージを送らない方が良いのではなく、メッセージを送りたいと思ったら送ればいいし、挨拶したいと思えば挨拶すればいいだけです。変な強迫観念は不要であり、インスタグラムを楽しもうとする気持ちのままに行動すればそれが正解です。
もし無言でフォローされる=知らない人にフォローされたくない人は、アカウントを非公開にしていることが多いです。誰でもフォローしたり投稿を見られる公開状態になっていれば、誰でもウェルカムというスタンスのはずであり、フォローしたからといって、わざわざ挨拶をする必要はありません。
フォローするときに挨拶した方がいいケース
必ずしもフォローするときに挨拶する必要はありませんが、メッセージを送ることでよりインスタグラムを楽しみやすくなる場面はあります。例えば以下のシーンです。
- 尊敬するアカウントをフォローしたとき
- 知り合いのアカウントをフォローしたとき
メッセージを送りたい気持ちが強かったり、リアルでの関係性からコミュニケーション手段の一つとして有効な場合はフォロー時に挨拶するのは適切といえます。
尊敬するアカウントをフォローしたとき
「この人と繋がりたい」や「フォローする前から知っていて、せっかくだから挨拶したい」と感じたときは積極的にメッセージを送るべきです。芸能人や有名人など、一方通行の連絡になってしまう場合は送っても送らなくても同じことですが、一般人であれば返信があってもおかしくはないですし、メッセージを送ることで、よりその人から学びたい・得たいという気持ちも強まるでしょう。
手前味噌ですが、当社オアード代表の私のアカウントでも、フォローするときに挨拶してくれる人がたくさんいます。普段から見てくれている投稿の感想であったり、簡単な自己紹介とフォローした理由などを記載してくれています。
こういった挨拶はもらった側も嬉しく感じ、フォロワーとのコミュニケーションを大切にして正しくインスタグラムを運用しているアカウントは同じように考えていると思います。
知り合いのアカウントをフォローしたとき
インスタグラムに限った話ではありませんが、リアルでの関係性に応じて、知り合いをフォローしたときは一言メッセージを送ってもよいでしょう。例えばユーザー名や写真だけでは誰だかわからないアカウントの場合は、「○○です」と伝えてあげた方が親切ですし、その後のコミュニケーションもとりやすくなります。
学校の友達や先輩、会社の同僚や上司など、少し気を使っておいた無難かなという場面や関係では、フォローするときに挨拶しておいた方が好印象です。ただ、あくまで「送りたいと思ったからメッセージする」という動機で挨拶するだけであり、暗黙の了解に従って嫌々挨拶する必要は一切ありません。
メッセージを送るときのNG
送ったメッセージに返信が欲しい・リアクションがほしいと考えるのは普通のことですが、返信をもらうことを目的としたメッセージであったり、一方的に時間を搾取しようとする連絡はNGです。
インスタグラムのDMを連絡ツールとして使っている場合は別ですが、お互いをよく知らない状態で上記のようなメッセージを送ってしまうと、ほぼ確実に悪い印象を持たれてしまいます。
しかし、悪気はなくても無意識にやってしまうこともあるため注意が必要です。
返信をもらうことを目的としたメッセージ
フォローするときの挨拶にも関わらず返信をもらおうとする内容は、受け取った側からすると、とても自分勝手な人だと思われる可能性があります。とくに、目上の人であったり、普段から何かを学ぶ立場で投稿を見ていると悪気なく以下のようなメッセージを送ってしまうことも珍しくありません。
【NGメッセージの例】
「○○と申します。現在○○をしていて、具体的なアドバイスをいただけないでしょうか?」
「○○と申します。今後○○をしていきたく、○○さんだったらどう考えますか?」
最初に自己紹介をしている分、礼儀は意識していることが多いです。しかし、それも情報という見返りを得るための伏線になってしまっており、結果的に「上手く、無料で情報だけ引き出そうとしている」ような印象になります。
一方的に時間を搾取しようとする連絡
悪質な例としては、挨拶や自己紹介もなしに端的に質問だけするメッセージです。有識者が相手だと、何でも聞いていいと勘違いしてしまいがちですが、相手も人間ですので良い気はしません。一度でも、一方的に時間を搾取しようとする連絡をしたユーザーに対して好意的に接する可能性は低いでしょう。
【NGメッセージの例】
「○○を詳しく教えてください」
「○○の解決方法を教えてください」
インスタグラムは検索エンジンではないため、メッセージを送る相手が有名な人であっても、最低限のマナーをもって連絡しましょう。インスタグラムの暗黙の了解ではなく、単にコミュニケーションにおける一般常識の範疇です。
インスタグラムで挨拶メッセージを送るときは自己紹介が必須
フォローするときのメッセージは、初めましての挨拶のようなものです。そのため、以下の2点だけを端的にまとめた文章が好印象を得られやすいです。
- 簡単な自己紹介
- フォローした理由
要約すると、自分が誰かでなぜフォローしたか?を伝えればOKということです。もしくはフォローした目的だけでも十分です。今後の繋がりを深めたい相手であれば、はじめに自己紹介しておいた方が印象に残りやすいです。
その後のライブ配信などで、コメントを拾ってもらいやすくなったりと、覚えてもらうことのメリットはさまざまあります。
まとめ
インスタグラムは、インスタグラムを楽しむ人のために日々アルゴリズムがアップデートされています。それなのに、形式ばった挨拶や暗黙の了解でインスタグラムを楽しめなくなるのは間違いです。
「インスタグラムだから○○」ではなく、通常のコミュニケーションと同じと考え、その中でのマナーやルールを基準にすれば問題ありません。
「フォローしたら挨拶しないダメ」と考える必要はないので、無言でフォローしたからといって気にすることはないでしょう。