インスタでアカウントを開設し、なんとなく初めに目指すのが「フォロワー数1,000人」ではないでしょうか。
運用がある程度成功していないと到達できないラインであり、1,000人を超えると「収益が発生してインスタで収入を得られるようになる」と考えている人もいるかもしれません。
結論を先にお伝えすると、インスタでフォロワー数が1,000人いるからといって、全員がマネタイズできるわけではありません。
“どうやってフォロワーが1,000人になったのか”が重要であり、1,000人いても1円も稼げないアカウントもあれば、正しい運用をしていればフォロワーが1,000人未満でも収益を得ることはできます。
インスタ でフォロワー1000人を超えるとどうなる?
インスタ でフォロワー1000人を超えると、具体的には以下のことが起きます。
- マネタイズしやすくなる
- 投稿が伸びやすくなる
- インスタ運用のモチベーションが上がる
ただし、冒頭のとおり、正しい運用方法でフォロワーを増やした場合に限ります。正しい運用とは、投稿やアカウントに価値を感じたユーザーにフォローしてもらうことでフォロワー数を増やしていくことです。
反対に、間違った運用方法とは、「フォロワー数さえ増えればいい」という考えのもとに行われるものです。例えば、いいね活動やフォロワー活動、フォロワーを購入して増やすといったやり方です。フォロワー数=収益性ではないため、増やし方を間違ってしまうと1000人にフォロワーされていても、数字ほどの反響は得られません。
マネタイズしやすくなる
マネタイズとは、収益化することです。インスタ運用でフォロワー数を気に掛ける人の多くは、インスタから収益をあげたいと考えているかと思います。フォロワー数が1,000人を超えてくると、フォロワーとのエンゲージメントの高さにもよりますがマネタイズしやすくなってきます。
仮にエンゲージメント率が40%以上であり、ライブ配信で視聴率が3%程度あるアカウントであれば、1,000人のうち約10~30名がファンになってくれているフォロワーと考えられます。単なるフォロワーには積極的な購買行動は促せませんが、ファンになってくれていれば「売らなくても売れる」状態になっています。
インスタでマネタイズする方法はいくつかあるため、方法によって集客すべきタイミングは異なります。詳しくは以下のページで解説していますので、マネタイズを考えている人はこちらもご覧ください。
インスタのマネタイズにフォロワー数は関係ない!集客できないときの原因と解決方法も解説
投稿が伸びやすくなる
開設したばかりアカウントは、投稿がまだまだ外部に露出しづらいため投稿が伸びづらいです。そのため、「フォロワー数1,000人までが鬼門」と運用者の間ではよく言われていますが、反対にフォロワー数が1,000人を超えてくると、それ以前よりも投稿が伸びやすくなる傾向があります。
伸びやすいとは、投稿のリーチ数が増えるという意味です。フォロワーからの反応が良い投稿ほど、発見欄やハッシュタグ検索などフォロワー外のユーザーが閲覧する面にも露出しやすくなり、リーチ数が増えれば比例してフォローも増加しやすくなります。
ただし、あくまでそういった傾向があるという話であり、1,000人を皮切りに明確に投稿が伸びるようになるといったことは当然ながらありません。正しく運用できているかどうかの中間確認の目安として、そういった傾向があると認識しておくとよいでしょう。
インスタ運用のモチベーションが上がる
「フォロワー1,000人」という数字が、それまで頑張って運用してきた苦労が少しだけ報われるタイミングでしょう。桁が変わることへの喜びはありますし、10から100よりも、100から1,000の方が圧倒的にハードルは高いです。
目に見えて数字が動かない、ユーザーからの投稿への反応がないままだと精神的にもまいってきます。はじめは伸びない、そんなにすぐには成果に現れないと頭では理解しつつも、実際に直面すると気持ち的にもぶれやすくなるでしょう。
だからこそ、フォロワー数が1,000人に到達すると報われた感覚もありますし、前述のようなメリットを感じやすくなってきたことでモチベーションが上がることもあります。
インスタは継続的な運用を辛抱強く続けないと効果は感じられないため、そういった意味でもモチベーションを保ちやすくなることは非常に重要です。インスタは、モチベーションを維持することが実は一番重要なことなのです。
インスタ でフォロワー1000人はすごい?
インスタ でフォロワー1000人はすごいことです。インスタで収益化を目的として運用されているアカウントのうち、フォロワーが1,000人以上のアカウントは約30%と言われています。エンゲージメントが高いアカウントに絞ると、さらに少ない割合になるでしょう。
「1万人以上のアカウントに比べればまだまだ」と思う人もいるかもしれませんが、1,000人に到達するだけでも十分すごいですので、それまでにやってきたことを自信に変えるべきです。そのノウハウの延長線上に、1万人2万人というさらに大きな数字があります。
しかしながら、それだけフォロワー1,000人に到達できない人が多いともいえます。現在、1,000人までの道筋がなかなか見えないという人は、以降の「やるべきこと」を実践してみてください。
インスタ でフォロワー1000人までにやること
インスタ でフォロワー1000人までにやることは、基本的に以下の4段階です。
- コンセプトを固める
- 毎日投稿する
- フォロワーに感謝のDMを送る
- 毎日ストーリーズを更新する
インスタでフォロワー数を増やすための裏技は存在せず、地道にたくさんのアクションを続けていくしかありません。ですが、フォロワー数が少ないからできることもあるため、最初の頃こそ、当たり前の運用を身につけておくべきです。
①コンセプトを固める
コンセプトとは、「どんなアカウントで」「誰に」「何を」を発信しているかを一言でまとめたものです。例えば、「月曜日の憂鬱な気持ちを軽くするメンタルコントロール術」のように、誰のどんな悩みを解決するのかを、プロフィールや投稿で表現します。
インスタグラムは、アカウントごとで得意なジャンルやテーマを認識します。プロフィールに書かれている内容や、投稿の内容、投稿に使用されるハッシュタグまで、アカウント内のさまざまなコンテンツからヒントを得て「このアカウントは○○○に関するアカウントだ」と理解してもらうわけです。
例えば、以下のメディアアカウントは「離乳食」に関する情報を扱っており、プロフィールに「離乳食」と書かれているだけではなく、投稿の内容も離乳食にまつわるコンテンツのみで更新されています。
また、ハッシュタグも投稿の内容に合っているものだけに限定しており、一貫して「離乳食」というテーマに沿っています。
プロフィールから投稿内容まで一貫性を持たせなければならない理由はそれだけではありません。投稿を発信してユーザーと接点を作り、内容に興味を持ってくれたユーザーがプロフィールに訪れます。そのときに、投稿内容とプロフィール内容で乖離が発生してしまうと、フォローされづらくなるためです。
「部屋のお片付け術」の投稿に興味をもってプロフィールを見たら「育児系のアカウント」だった、といったイメージです。これでは期待とのギャップが大きくフォローはされないでしょう。
②毎日投稿する
投稿の数だけリーチ数は増えます。単純計算ですが、少ないよりは多い方が良いことは間違いなく、収益化に成功しているアカウントは、他のアカウントよりも投稿頻度が高いです。投稿頻度が高いということは、それだけ効果検証のためのデータも多いということであり、普通の人が3ヶ月で検証することを1ヶ月で行えます。
フォローされるまでのステップをまとめると以下となるため、入り口となるリーチ数が増えればその分だけフォローも一定数増えやすくなります。
- 投稿がユーザーにリーチする
- 投稿を見たユーザーがプロフィールにアクセスする
- プロフィールを訪れたユーザーがフォローする
プロフィールアクセス率であったり、フォロー率が悪ければリーチ数と比例してフォローは増えませんが、兎に角にもまずはリーチ数です。リーチ数を増やすためにも、投稿頻度が高い方が多いのは間違いありません。理想は毎日投稿です。
③フォロワーに感謝のDMを送る
フォローしてくれたユーザーに感謝のDMを送りましょう。売り込みをかけるためではありません。フォローしてくれたことにただ感謝する気持ちを伝えるだけです。
エンゲージメントを高めるにはフォロワーとコミュニケーションとることが有効であり、DMでフォロワーと交流する等、ただ一方的にフォローされる関係ではなくインタラクティブな関係を築くことが理想です。
インスタのアルゴリズムはユーザー間のアクティブ性を重要視しています。例えば、フォローしたけど投稿は一切見たことがなかった場合でも、1回DMのやり取りをしただけで、次の瞬間からそのユーザーの投稿がフィードの上位に表示されたり、ストーリーズが表示されやすくなります。
ただし、エンゲージメントを高めるためだけにフォロワーとコミュニケーションをとろうとするのは間違いです。あくまでも、フォロワーと交流した結果、自然とエンゲージメントが高まるという考え方です。なぜかというと、DMさえ送ればいいと考える人は、同じ文面の定型的な挨拶文をコピペして多くのユーザーに送信するといったことを考えます。これが大きな間違い。
何でもかんでもメッセージを送ればいいということではなく、フォローされたら感謝のDMを送ったり、他ユーザーの投稿に反応したり、インスタを楽しむ中で発生する自然なコミュニケーションが増えるのが正しい交流です。アルゴリズムをハックする考え方は今後淘汰されていくでしょう。
フォローに対する感謝のDMも、コピペはせずにすべて手打ちでそれぞれ異なる文章を送りましょう。定型文のような手紙ではインタラクティブな関係性は生まれません。
④毎日ストーリーズを更新する
ストーリーズの閲覧数が伸びないことには、投稿やリールも外部にリーチしていきません。そのため、投稿と同じくストーリーズも毎日更新します。ストーリーズは投稿よりも頻度は高く、1日3回以上が理想です。フォロワーがいつインスタを見ても、アカウントの枠が点灯している状態を作っておきましょう。
また、ただ更新するだけではなく、ストーリーズの内容も最適化していく必要があります。フォロワーからの閲覧数が伸びやすいストーリーズには、いくつかの条件があります。
- インタラクションが発生しやすい
- 「自分事」にしやすく「独自性」を含んでいる
ストーリーズは闇雲に発信しても閲覧数は伸びません。どんな内容でも、必ず意図をもって発信する必要があります。ポイントは、ストーリーズを見たフォロワーの心理状態を考え抜くことです。
ストーリーズを更新する意味であったり、閲覧されやすい具体的な内容は以下のページをご覧ください。
インスタのストーリーは何のためにやる?閲覧率を高める具体的な方法も解説
フォロワー1000人を実現しやすくする施策
とにかく頻繁に投稿やストーリーズを発信し、フォローしてくれた人には感謝を伝える。これがインスタ運用の基本です。そうしていくことでエンゲージメントが高い母集団が形成され、フォロワー数以上の収益性を持つアカウントが育ちます。
ただし、あくまでも基本方針であり、アカウント開設初期のフォロワーが少ない状態では伸びづらいのも事実です。そこで、運用をブーストさせる方法として以下二つも合わせて実行できるのが理想です。
- コラボでライブ配信する
- 広告でリーチを増やす
どちらも、つながりや費用が発生するものであり、無償で誰でもできる方法ではありません。そのため、“できそうならやった方が良い”施策になります。
コラボでライブ配信する
フォロワー数が多いアカウントとコラボしてライブ配信をすれば、そのアカウントのフォロワーが流れてきやすいです。もちろんそれが可能な縁があることが前提ですが、初期アカウントで一気にフォロワー数を伸ばすには非常に有効な手段です。
ただコラボでライブ配信をすれば何でもよいわけではなく、双方のアカウントに共通するテーマを熟考しましょう。片側のアカウントに関連が強いテーマになってしまうと、もう一方のアカウントをフォローする理由が生まれません。そのため、どういうテーマならフォロワーが流れやすいか?を予め設計したうえでやらないと効果は薄いでしょう。
また、フォロワー数が多くてもエンゲージメントが低いアカウントは、ライブ配信の視聴者数が少ない場合がほとんどです。それではコラボでライブ配信してもさらに視聴者数は少なくなるためほとんどメリットはありません。
インスタ広告でリーチを増やす
インスタ広告とは、インスタグラム内で出稿できる広告サービスです。ストーリーズやホーム画面に広告を表示することができ、テーマによってはかなり安価な単価でフォロワーを増やすことも可能です。
インスタ広告の一番のメリットは、アカウントの状態にかかわらず強制的にリーチ数を増やせることです。通常であれば1投稿あたり100リーチしかない投稿でも、例えば1,000円分の広告出稿によって1,500リーチ程度は見込めます。15倍のリーチを1日で稼げるわけです。
「まずはリーチ数」がフォロワー1,000人までの課題になるため、そのリーチ数を一気に増やせる広告を活用できればフォロワー数をかなり伸ばしやすくなるでしょう。
とはいえ、広告出稿するということはCPA(獲得単価)のコントロールは絶対に必要になります。なんとなく出稿しても思ったような効果は出ないでしょう。目安としてはフォロワー獲得単価100円以下の投稿を作れるとベストです。
インスタの集客で困ったときは
インスタでフォロワー1,000人を達成するまでの流れは理解できても、上記のとおりインスタは他SNSに比べてコンテンツの幅が広く、何をすればいいのか悩む運用者は少なくありません。
オアードでは、そんな「本気でインスタから集客したいが路頭に迷っている」方の運用を代行します。
一般的に流通しているインスタのノウハウの中には、アカウントを壊滅しかねない間違った情報もたくさんありますが、オアードの運用・集客ノウハウは、これまで300以上のアカウントで仮説・検証を繰り返して“実際に自社で確認済み”の確かなものに基づきます。
正しいインスタ運用で、効率的に集客したい方からの相談を随時お待ちしております。