インスタグラムを運用していると、よく耳にする『発見』というワード。投稿をバズらせるためにはこの発見に載るかどうかが重要であり、そのために試行錯誤している運用者も多いのではないでしょうか。
結論から伝えると、投稿を発見欄に表示させるやすくする方法は存在します。これをやれば絶対に表示されるという方法はないですが、必ず通るべきステップをおさえるだけでも発見に載せやすくなりますので参考にしてみてください。
インスタの発見タブ(発見欄)とは
インスタグラムの発見タブとは、下部メニューの左から2番目にある虫眼鏡アイコンをタップすると表示される“レコメンドされた投稿が表示される欄”です。
発見タブの欄に表示されるコンテンツは、普段よくみる投稿に近しいものばかりであり、過去にいいねをしたり保存したり、何かしたら自身が興味を示した行動データからレコメンドされたものが並びます。
そのため、発見欄に表示される投稿はユーザーごとに異なっており、例えば以下のようにそれぞれのアカウントでは全く異なる投稿やリールがおすすめとして表示されています。
【スポーツに興味関心が高いAさんの発見欄】
【育児や赤ちゃんに興味関心が高いBさんの発見欄】
TOPとなるフィード欄はフォローしているアカウントの投稿が並びますが、それだけでは新しいコンテンツやユーザーを見つけることは難しく、インスタという膨大なコンテンツをもっと体験することができません。
そのため、発見欄はフィード欄と異なり、フォローしていないアカウントの投稿が一覧で見られることで、新たな出会いを生んでくれる機能となっています。
発見タブには検索窓もある
画面上部には検索窓が設置されており、知りたい・見たい情報が決まっている場合はここから検索できます。検索の対象となるのは、以下の5種類となっています。
検索対象 | 内容 |
---|---|
TOP | 検索ワードに該当する投稿を表示 |
アカウント | 検索ワードに該当するアカウントを表示 |
音声 | ・検索ワードに該当する音源を表示・音源を選択すると、その音源を使用したリールが一覧表示される |
タグ | 検索ワードを含むハッシュタグを表示 |
場所 | 検索ワードに該当する近隣のお店を表示 |
上記の中にリールの検索結果が含まれていませんが、『タグ』のタブから任意のハッシュタグを選び、画面上部の『リール』を選択すれば検索したかったリールの一覧を見ることができます。
検索をするにも、必ず発見欄を通ってからになるため、投稿が発見欄に載るとリーチは増えやすくなります。
発見タブの表示の仕組み
発見欄に投稿が表示される仕組みは、ユーザーが過去に閲覧した投稿やリアクションした投稿など、何かしら興味を示した内容に近しいものが出てくるようになっています。
例えば筋トレに興味があるユーザーの発見欄には、筋トレやボディメイク系の投稿が並び、旅行が好きなユーザーには旅系アカウントの投稿や風景の投稿がレコメンドされます。
また、“興味がある投稿”だけではなく、“興味がありそうな投稿”も一部表示されるようにもなっています。まだ知らない世界だったり、○○が好きなら△△も好きかもしれないといった可能性を広げることで、ユーザーがインスタをもっと楽しめるような設計になっているためです。
ちなみに、そのアルゴリズムは投稿単位ではなく“アカウント単位”となっており、興味がある投稿に近似したアカウントが絞り込まれています。アカウントを絞り込んだ後、そこからレコメンドするに相応しい投稿が選定され、発見欄に表示されているというわけです。
フォローしたらフォローされやすい投稿、保存したら保存しやすい投稿といった具合に、興味がありそうなアカウントや投稿が表示されやすくなっています。
発見タブに載れば投稿がバズりやすい
インスタグラムの発表によると、全ユーザーのうち50%が発見欄から投稿を閲覧しています。発見欄に表示される投稿はフォロワー以外へのリーチが広がり、いわゆる“バズる”現象が起きやすくなります。
他にもハッシュタグ検索など、検索結果の上位に表示されることでリーチ数は格段に伸びますが、発見欄のそれはさらに大きなリーチを生み出します。
インスタグラムを運用する方は、この発見欄に投稿を表示させることを目標に試行錯誤している場合が多いのではないでしょうか。運用しているとよく『発見』や『発見欄』という言葉を耳にするのも、発見欄に載せることがフォロワーを爆増させるためのカギになるためです。
発見タブに投稿を表示させる方法
発見欄に投稿を表示させるためには、投稿の内容ばかりを改善していてはだめです。もちろん投稿内容にニーズがなければそもそもという話ではありますが、実はそのもっと前の段階で投稿が発見欄に載るかどうかが決まっています。
ポイントは、フォロワーとの“エンゲージメント”の高さです。
【発見欄に投稿を表示させるステップ】
- 正しい属性のフォロワーを集める
- フォロワーとのエンゲージメントを高める
- 投稿とリールを発信していく
エンゲージメントを高めるためには、まず母集団形成となるフォロワーの属性に濁りがないかどうかが重要です。
例えばいいね活動やフォロー活動、最悪の場合、フォロワーを購入して集めているアカウントは①ができていない状態であり、その状態では投稿が発見欄に載らないどころか、何をしてもエンゲージメントを高められません。
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正しい属性のフォロワーを集める
正しい属性のフォロワーとは、自身がターゲットとするユーザーのことです。例えばパーソナルジムを運営しているアカウントにとっての正しいフォロワー属性とは、「痩せたい」や「ボディメイクしたい」など身体をメンテナンスしたいユーザーであると想像するでしょう。
しかし、それだけでは不十分です。正しい属性に絞り込むためには、そこからさらに、自身のパーソナルジムが「ダイエットがメインなのか?」「ボディメイクがメインなのか?」を区別していかなければなりません。
仮にサービスの売りが「ボディメイク」だった場合に、「痩せたい人」が多く集まってしまうと最終的に集客が難しくなります。「無理はしなくない」や「ただコンプレックスを解消したいだけ」のように、痩せたいけどボディメイクほど本気では悩んでいないユーザーが集まるのは正しくないからです。
このように、悩みの深度や状況を細かく設定することで正しい属性のフォロワーを集めることができます。
フォロワーとのエンゲージメントを高める
エンゲージメントとは、フォロワーとの親密度を表す指標です。インスタはフォロワー(内部)からフォロワー以外(外部)へとリーチが広がっていく仕組みのため、内部エンゲージメントが高ければ高いほど投稿が発見欄などの外部に露出しやすくなり、フォロワー以外へのリーチが増えていきます。
インスタグラム内で“内部エンゲージメント”という指標が設けられているわけではなく、あくまで正しくインスタ運用している運用者の間で使われている指標であり、算出するためには以下の計算式を用います。
内部エンゲージメント率 = ストーリーズの閲覧率
ストーリーズの閲覧率 = フォロワー数 ÷ ストーリーズの閲覧数
ストーリーズの閲覧率が、そのまま内部エンゲージメントの高さを示しており、フォロワーに対して閲覧数で割れば算出できます。
なぜこれが内部エンゲージメントの高さを示すかというと、ストーリーズは基本的にフォロワーが閲覧する仕組みのため、純粋に「フォロワー内でどれだけ投稿が見られているか?」を確認できるためです。
フォロワーとのエンゲージメントを高めるためには、以下2つを実践してきます。
- ストーリーズの更新
- DMによるコミュニケーション
ちなみにストーリーズの閲覧率は15%以下だと低いとされ、20%以上になると内部エンゲージメントは高いと考えられています。内部エンゲージメントを高めるためには、日ごろからフォロワーとのコミュニケーション(交流)が大切になります。
投稿とリールを発信していく
ここまでの基本的な土台が整ったうえで、投稿とリールを発信していきます。エンゲージメントが高いほど投稿が発見欄に載りやすくなりますが、だからといって投稿の内容が何でもいいというわけではありません。
発見欄に載りやすい投稿は、言い換えるとフォロワーにとっても価値ある投稿です。例えば瞬間的にタイトルを見て内容を閲覧したくなったり、見返すために保存しておきたくなるなど、必ずニーズがある投稿かどうか?が満たされてなければいけません。
そのためにも、ユーザーのインサイトを分析して投稿のタイトルを考えたり、既にバズっているリールをリサーチして“バズったポイント”を考察して取り入れるなど、投稿やリールの内容も工夫を凝らしましょう。
インスタは発見タブだけ見ていてもダメ
インスタ運用・集客で発見欄の仕組みの理解は重要です。しかし、投稿やリールの最適化、投稿内容のインサイト分析など、インスタというコンテンツすべてを多角的に追っていかなければ集客効果の高いアカウントを育てることはできません。
そのためには、今回紹介した発見欄も含めた幅広いコンテンツを使いこなさなければならず、具体的に何をすればいいのか悩む運用者は少なくありません。
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