Instagramのおすすめ分析ツール10選｜導入する意味・選び方・サービスの比較まとめ

Instagramを運用するのであれば絶対に欠かせない分析ツール。数多くの種類が提供されており、どれを導入すべきか悩んでいる方もいるでしょう。

そこで、本記事ではおすすめの分析ツール10選を紹介します。選び方や分析ツールを導入する意味も説明しているため「分析することでInstagramによる集客を成功させたい」という方は参考にしてください。

Instagramで分析ツールを導入する意味

Instagramでは公式でインサイトという機能が提供されています。そのため、わざわざ他のツールを導入する必要があるのか気になる方もいるでしょう。

そこで、この章ではInstagramで分析ツールを導入する意味を3つ紹介します。

• 簡単にレポーティングできる
• データの対象期間に制限がない
• インサイトでは見られないデータを集計可能

分析ツールを活用することで、運用に欠かせないレポートを簡単に作成できたり、インサイトでは見られないデータを集計できたりします。インサイトのようにデータの対象期間の制限はなく、好きな期間を選んで閲覧できるため、効率的に分析することが可能です。

簡単にレポーティングできる

Instagramの運用を成功させるためには、運用状況を分析して仮設検証を繰り返す必要があります。その際、運用状況をレポートにまとめている企業も多いでしょう。

手動でレポートを作成する際、さまざまな数値をExcelなどに入力する必要があります。数字の桁を1つ多く入力するといったケアレスミスを起こしただけで正確なレポートは作成できません。間違ったレポートのまま新しい仮設を立ててしまい、なかなかアカウントが伸びないことも。

分析ツールを活用すると、ドラッグ＆ドロップ操作やクリック操作で簡単にレポートを作成できて、入力の手間を大幅に削減できます。たとえば、クライアントから急遽運用状況に関するレポートを求められることがあるでしょう。その際、データをひとつずつ手作業で入力する必要はなく、必要なタイミングですぐにレポートを提出できます。

データの対象期間の制限がない

インサイトでも分析は可能であるものの、フォロワーやリーチに関するデータは過去90日、各投稿のデータは過去2年間しか閲覧できないという制限があります。長期の運用データを活用して分析したい場合でも、最長2年間のデータしか分析できません。

しかし、分析ツールを活用すれば対象期間の制限なしに分析可能です。たとえば3年前に大きな反響があったコンテンツがある場合、2年経過していてもインプレッション数やリーチ・エンゲージメントなどのデータを分析して、反響があった原因を探せます。

インサイトでは見られないデータを集計可能

分析ツールを活用すれば、インサイトを活用した場合よりも効率的に分析できます。たとえば、運用しているなかで競合他社の投稿データを確認したくなった場合、インサイトでは自社の投稿に関するデータしか閲覧できないため、手動投稿データを確認しなければなりません。一方、分析ツールでは競合他社のアカウントをベンチマークすることでフォロワーの推移や人気のある投稿などを簡単に把握できます。

その他にも、分析ツールには自社に関係するハッシュタグを使用したユーザーを表示できる機能が搭載されているものも多く、インフルエンサーを探しやすい点も魅力です。

Instagramの分析ツールの選び方

Instagramの分析ツールは、ツールによって大きく特徴が異なります。自社に合った分析ツールを導入するためには、以下の点を意識して選ぶことがおすすめです。

• 使い勝手が良い
• 機能に対して予算が適正
• 自社のリテラシーに合っている

分析に使えそうという理由だけで選ぶと、導入後に満足のいく分析はできません。現在自社の抱えている課題を明確にしたうえで、その課題を解決するために必要な機能が搭載されている分析ツールを選ぶ必要があります。

Instagramのおすすめ分析ツール10選

Instagramのおすすめ分析ツール10選の基本情報を以下の表でまとめました。

Instagramインサイト

Instagramインサイトは、公式から無料で提供されている分析機能です。プロアカウントの利用者であれば誰でも使用できる機能であり、確認できる情報には以下のようなものがあります。

• 投稿が保存された数
• 投稿をシェアされた数
• プロフィールにアクセスされた数
• 投稿を閲覧したユーザーの人数　など

以下の記事でInstagramインサイトの使い方を画像付きで説明しています。主要データの見方も紹介しているため、興味がある方はぜひ併せてご覧ください。

インスタグラムインサイト分析の見方｜集客のための正しい使い方を具体的に解説

Social Insight（ソーシャルインサイト）

【特徴】

• キャンペーン作業を自動化できる
• 競合アカウントをモニタリングできる
• 口コミデータを可視化できる

Social Insight（ソーシャルインサイト）は、株式会社ユーザーローカルが提供する分析ツールです。

キーワードやハッシュタグなどを指定すると、それらを含む口コミデータを自動で取得できます。自社と競合のサービス名を指定しておくと話題性を比較できるうえに、炎上が大きくなる前に対処することで沈静化することが可能です。

また、キャンペーンの抽選作業や当選連絡を自動化できる点も魅力です。プレゼントキャンペーンを実施する際の業務を軽減する機能が搭載されており、プレゼントキャンペーンで集客したい方の利用に向いています。

ooowl（オウル）

【特徴】

• 月額6,600円という低価格から利用できる
• 競合分析機能が搭載されている
• IT導入補助金に対応している

ooowl（オウル）は、株式会社ユニークワンが提供している分析ツールです。

アカウントの最大接続数に応じた料金プランが3つ用意されており、月額6,600円という低価格から利用を開始できます。1か月分の無料トライアルが用意されており、操作性を確認してから本契約することが可能です。

また、競合他社のインスタアカウントの状況を一目で確認できる競合分析機能が搭載されている点も嬉しいポイントです。フォロワー数や投稿数・いいね数がわかるうえに、反応の良い投稿も知れるため、自社の投稿に活かせるヒントが見つかるでしょう。

moribus（モリバス）

【特徴】

• AIが上位表示されやすいハッシュタグを勧めてくれる
• 参考になる成功事例が一覧で表示される
• 充実したレポートを1クリックでダウンロードできる

moribus（モリバス）は、AIQ株式会社が提供する分析ツールです。

自社分析・競合分析・トレンド分析の3つの軸で課題を特定した後、AIが自社に最適な勝ちパターンを提案してくれます。分析・改善もツールに任せられるため、自社は投稿に専念することが可能です。

また、自社の投稿の参考にできる投稿やおすすめのハッシュタグが表示される点も魅力です。運用経験が少なく「どのような投稿やハッシュタグが人気かわからない…」という方の利用に向いています。

MASAI（マサイ）

【特徴】

• 100以上のデータを確認できる
• ドラッグ＆ドロップ操作でレポートを作成できる
• カスタマーサポートが充実している

MASAIは、株式会社ライスカレーが提供する分析ツールです。

Instagramのアプリ上では見られない100を超えるデータを確認できます。トレンド分析や色分析などさまざまな種類の分析をおこなえて、自社のターゲットにどのような投稿が有効なのか知ることが可能です。

また、ドラッグ＆ドロップ操作でレポートを自由に作成できる点も魅力です。PowerPointやExcelといったさまざまな形式に対応しており、社内使用やクライアント提出など使用目的に応じた形式で出力できます。

SINIS（サイニス）

【特徴】

• KPIを自動で算出する
• リポストに最適な投稿を自動で収集する
• アンバサダー候補を簡単に探せる

SINIS（サイニス）は、テテマーチ株式会社が提供する分析ツールです。

運用の成功に必要なKPIを自動で算出するため、フォロワー増加率やプロフィールアクセス数などの目標を自社で設定する手間を削減できます。無理のない目標が設定されるため、KPIを達成することで着実にゴールに近づくことが可能です。

また、リポストに向いている投稿を自動で収集する点も嬉しいポイントです。特定のハッシュタグがついた投稿や自社アカウントをメンションした投稿などからリポストする投稿を選べるため、投稿を一から探す必要はありません。

Slooooth（すろ～す）

【特徴】

• 1クリックで50枚以上のレポートを作成できる
• 月額料金8,800円から追加料金はかからない
• 無料テストで操作性を確認できる

Slooooth（すろ～す）は、notari株式会社が提供する分析ツールです。

1クリックで月間レポートを作成することが可能で、50枚以上のレポートがすぐさま完成します。手動で作成する場合なら数時間かかるレポート作成時間を大幅に削減できるのです。

月額料金は8,800円（税込）で、競合他社のアカウント分析やハッシュタグ調査も追加料金なしにおこなえます。「オプション機能で結果的に高額になるのでは…」という心配は不要です。

Aista（アイスタ）

【特徴】

• おすすめのハッシュタグやつける数の目安を知れる
• インフルエンサーを見つけやすい
• キャンペーン効果がわかりやすい

Aista（アイスタ）は、notari株式会社が提供する分析ツールです。

自社に関係のあるハッシュタグを使用したユーザーのエンゲージメントを確認できて、インフルエンサーとなるユーザーを簡単に見つけられます。タグ付けした＆されたアカウント名と回数が表示されるため、ユーザー同士のつながりがわかり、キャスティングしやすい点も魅力です。

また、キャンペーンハッシュタグを使用した投稿数や投稿者・想定最大リーチが表示されるため、キャンペーンの効果がわかりやすい点も嬉しいポイントです。

Insight Suite for Instagram

【特徴】

• 登録アカウント数は10,000を超えている
• ストーリーズの残り時間や経過時間に対するエンゲージメントを確認できる
• リール分析を簡単におこなえる

Insight Suite for Instagram（インサイトスイート）は、スマートシェア株式会社が提供する分析ツールです。

ストーリーズが表示される残り時間を確認できるため、投稿を管理しやすくなっています。投稿してから経過した時間に対するエンゲージメントも表示されて、進捗をいつでも確認できる点も魅力です。

また、リール分析を効率的におこなえる機能が搭載されている点も嬉しいポイントです。自社の投稿だけではなく、他社の投稿で伸びているものも確認できて、投稿を比較分析しやすくなっています。

Iconosquare（イコノスクエア）

【特徴】

• 過去の投稿から人気のフィルターがわかる
• エンゲージメントの高いハッシュタグがわかる
• 毎週メールでレポートが届く

Iconosquare（イコノスクエア）は、TRIPNITY社が提供する分析ツールです。

コンテンツにおいて投稿で使用するフィルター選びも重要ですが、どれを選べばよいか悩んでいる方も多いでしょう。Iconosquareでは過去の投稿からフィルター別に「いいね」やコメント数を確認できるため、反響の大きいフィルターがわかります。

現在英語のみに対応しており、日本語で使用したい方にとっては手が出しづらいでしょう。14日間の無料トライアルが用意されているため、気になる方は実際に操作してみることをおすすめします。

分析ツール導入より費用対効果が高い施策

Instagramの運用において、過去投稿の結果を分析して仮設検証を繰り返すことは必要不可欠です。そのためには、ただ投稿するだけではなく、インサイトを始めとする分析ツールを導入する必要があります。

しかし「分析ツールを活用できる自信がない」「結局費用だけがかさんであまり効果がなさそう…」と考える方もいるでしょう。そのような方には、Instagram運用代行サービスであるオアードの利用がおすすめです。

一般的に流通しているInstagramのノウハウの中には、フォロワー数を増やすことばかりに着目したものがあります。しかし、自社にあまり興味のない質の低いフォロワーばかりを増やしても、集客に効果がないことは容易に想像つくでしょう。

オアードではこれまで300以上のアカウントを運用しており、“実際に自社で確認済み”の確かなノウハウを保有しています。正しいインスタ運用で、効率的に集客したい方からの相談を随時お待ちしております。