インスタで投稿につけられるハッシュタグ。ハッシュタグの数には正解がなく、また効果が見えづらいため間違った使われ方をするケースが珍しくありません。
実際に弊社のクライアント様でも、過去の投稿で不適切なタグを使っていたり、さらにその理由が、正しくないインスタグラムの理解に起因することが多々あります。
今回は、ハッシュタグの適切な数とその理由について説明します。
インスタのハッシュタグは何個までつけるのが正解?
インスタのハッシュタグをつける数に正解はありません。ですが、多くても10個以内が適切だと弊社では考えています。
数で考えるよりも前に、ハッシュタグは投稿の内容に即したものだけに限定するのが正しいため、それが10個を超えてくるとなると、関係性が薄いタグが混ざってくるケースが多いためです。
ですので、きちんと選別する目安として「多くても10個」としています。ただし、必ず10個までということではなく、内容に沿ったハッシュタグ、つまり内容と関係性が薄いハッシュタグを間違ってつけないための目安です。
ハッシュタグを数ではなく内容で決めるべき理由
ハッシュタグをつければつけるほどリーチが伸びてしまうと、投稿の内容には直接関係ないハッシュタグまでもが使われてしまい、スパム行為の温床となってしまいます。
ユーザー体験を高めるようとコンテンツを評価するインスタグラム側が、そのようなスパム行為を当然ながら許すはずがなく、ハッシュタグは数よりも質と捉えた方が正しいインスタ運用ができます。
また、ハッシュタグを通じてインスタグラム側が投稿やアカウントのジャンルを判断すると言われており、アカウントのジャンルが絞られていくことで、一貫性のある投稿が後々伸びやすくなる傾向もあります。
そのため、アカウントのプロフィールや投稿の内容に即したハッシュタグだけをつけるようにすることで、結果的に投稿が伸びやすくなり、フォロワーを増やしやすくなることに繋がっていきます。
インスタでハッシュタグをつけすぎるとどうなる?
インスタでハッシュタグをつけすぎると、前述のとおりインスタグラム側がアカウントのジャンルを定められなくなるため投稿が伸びづらくなります。
具体的には、発見欄やハッシュタグ検索の結果に出づらくなるということであり、投稿を外部に露出してリーチを増やし、フォロワーを増やしていくという正しい運用に乗せることができません。
ハッシュタグは、それ単体で考えないようにしましょう。インスタ運用は、どんな世界観やテーマのアカウントなのか?から始まり、一貫性のある投稿を続けていくことで専門性を増していきます。ハッシュタグは、その投稿に添えられるものでありこちらも一貫性を保たなければいけません。
フォロワーを増やすハッシュタグの選び方
ハッシュタグの付ける目的は、主にリーチ数を増やすためです。そのため、適当に選んでも効果は期待しづらく、意味のあるハッシュタグを選ばないといけません。
フォロワーを増やすハッシュタグの選び方は以下の3つです。
- 投稿の内容に即したハッシュタグ
- ビッグ・ミドル・スモールワードのハッシュタグ
- バズっている投稿のハッシュタグ
選ぶ際のコツは、投稿との親和性が高い(内容を適切に表した)ハッシュタグに限定することです。リーチを増やしたいために、投稿件数が多いが内容との関係性が薄いものを選んでしまうと、逆に外部への露出はされづらくなります。
投稿の内容に即したハッシュタグ
ハッシュタグ選びの基本は、投稿の内容に即したタグだけを付けることです。
例えば、「イヤイヤ期を乗り越える育児の○○」というタイトルの投稿で付けるべきハッシュタグと、やりがちな間違ったハッシュタグは以下です。
■正しいハッシュタグ
#イヤイヤ期
#イヤイヤ期対策
#イヤイヤ期真っ最中
#イヤイヤ期の乗り越え方
#1歳育児…etc
■間違ったハッシュタグ
#子育てぐらむ
#子育てママと繋がりたい
#べびすたぐらむ
#育児アカウント…etc
『間違ったハッシュタグ』に列挙したものは、投稿件数は多いが「イヤイヤ期に悩む親」以外のユーザーも使用するタグです。網を広く張って待つのではなく、きちんと内容を適切に表したタグだけを選びましょう。
ビッグ・ミドル・スモールワードのハッシュタグ
投稿件数が多いハッシュタグはビッグワード、少ないハッシュタグはスモールワードと呼ばれます(ミドルワードはその中間)。それぞれの件数目安は以下となっています。
呼び方 | 件数の目安 | 競合性 |
---|---|---|
ビッグワード | 10万件~ | 高い |
ミドルワード | 5,000~10万件 | 普通 |
スモールワード | ~5,000件 | 低い |
件数が多いほどそのタグはニーズがあるということになり、件数が少ないということはニーズが少ないということです。ただし、同時に“競合性の強さ”も表しており、件数が多いタグを選ぶということは、それだけ競合となる投稿も増えるという意味です。
どのハッシュタグが検索で上位に出るかは、出してみないと誰にもわからないため、ビッグワード~スモールワードまでを戦略的に分散させて付ける方法は有効です。
例えば、「旅行系の投稿」では以下のような割合で選ぶなどです。
■ビッグワード:1~2つ
#旅行好き(135万件)
■ミドルワード:2~3つ
#旅行行きたい(15.2万件)
#いつか行きたい(1.4万件)
#旅行が好き(5.4万件)
■スモールワード:2~3つ
#旅行の計画(5,000件)
#旅行の醍醐味(1,000件)
上記はあくまで例のため、旅行先を探している人が検索しそうなワードであれば、必ずしも「旅行」を含む必要はありません。
バズっている投稿のハッシュタグ
思い浮かぶワードがあれば、上記のようにサジェストから候補を探すことができます。しかし、バリエーションが思い浮かばない、もしくは本当に効果的かがイマイチ掴めない場合は、バスっている他の投稿からヒントを得ることも有効です。むしろ、闇雲に設定するよりも、先にリサーチをしてから選んだ方が効率的です。
Instagram内で好きなワードを検索し、トップの欄に表示される投稿のハッシュタグをいくつか見てみましょう。自身が投稿しようとしている内容と近しい投稿を見つけます。その中で使われているハッシュタグの中に、想像していなかったが同じターゲットが調べそうなワードが見つかります。
インスタのハッシュタグでよくある質問
投稿のハッシュタグはキャプションとコメント欄どっちが正解?
Instagram公式が以下のように言及している通り、ハッシュタグはコメントではなくキャプチャに含めた方が検索にかかりやすくなります。
キャプションに関連キーワードとハッシュタグを含める。検索で投稿を見つけてもらうためには、キーワードとハッシュタグを入れる場所を、コメントではなくキャプションにします。
引用:Instagram検索の詳しい仕組み
敢えてコメントに付けているケースも見られますが、特にメリットもないためキャプションに付けるようにしましょう。
検索の対象になるのはハッシュタグだけ?
ハッシュタグだけではなく、投稿のキャプション(文章部分)も検索の対象になります。
そのため、ハッシュタグを正しく選ぶだけではなくキャプションも内容を説明したテキストを記載しましょう。
ハッシュタグがあればキャプションはいらない?
上記の通りですので、キャプションも必須です。
キャプションはおまけのように考えてきちんと入力していなかったり、何も入力せずハッシュタグだけで投稿されているケースもありますが、検索からリーチする可能性を狭めてしまうためキャプションも記載必須です。
ハッシュタグだけではないインスタ運用のコツ
ハッシュタグは、Instagram運用の基本の一つです。他にもストーリーズやリールなど、インスタは他SNSに比べてコンテンツの幅が広く、何をすればいいのか悩む運用者は少なくありません。
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