インスタグラムには禁止事項がいくつか存在します。抵触すると、該当の投稿が削除される他、悪質な場合はアカウントが凍結するケースもあります。
通常、一般的にインスタグラムを利用していれば抵触する可能性は非常に低いものの、人によっては意外なところで禁止事項を触れてしまうこともあるかもしれません。
そのため、何がインスタグラムでは禁止されているかを知っておくことは重要です。
インスタグラムの禁止事項は7つ
インスタグラムはコミュニティガイドラインに禁止事項を明記しています。それが以下の7つです。
- 著作権や商標権を侵害してはいけない
- 性的な写真や動画をアップしてはいけない
- 人為的にフォロワーやエンゲージメントを得てはいけない
- 法律に違反してはいけない
- ヘイトスピーチや名誉棄損にあたる行為をしてはいけない
- 自傷行為を美化するような投稿をしてはいけない
- 暴力を美化するような投稿をしてはいけない
Instagramは、人々が創造性を発揮して表現できる、偽りのない安全な場所であり続けることを目指しています。Instagramのコミュニティを育てていくために、ご協力をお願いします。写真や動画は自分で撮ったもののみを投稿し、必ず法律を守ってください。Instagramの利用者全員に敬意を払うようにしてください。他の人にスパムを送信したり、ヌードを投稿したりしないでください。
引用:コミュニティガイドライン
インスタグラムを正しく楽しむために利用している限りは、上記の禁止事項に抵触することは基本的にはありません。これらに抵触するケースで考えられるのは、何かしら悪意をもって投稿やアクションを起こした場合です。
著作権や商標権を侵害してはいけない
Instagramに投稿されたコンテンツは、投稿者の所有物です。偽りのないコンテンツを投稿することを心がけ、インターネットからコピーまたは入手した、あなた自身が投稿する権利のないものは投稿しないでください。知的財産権について、詳しくはこちらをご覧ください。
許可なく他人の写真や動画を、さも自分の所有物かのようにアップすることは禁止されています。これはインスタグラムに限らず、著作権や商標権を侵害する行為であり、抵触すると権利者から訴えられる可能性もあります。
インスタグラムにアップする写真や動画は、必ず自身で撮影や作成したもののみにしましょう。
例外として他人の投稿を借りてシェアする『リポスト』というものがあります。リポストは、投稿前に所有者に必ず事前に許可をもらってから行うため、上記の禁止事項にはあたりません。
性的な写真や動画をアップしてはいけない
Instagramではさまざまな理由からヌード画像を許可していません。これには、性行為や性器、衣服を着けていない臀部のアップの写真、動画、デジタル処理で作成されたコンテンツなどが含まれます。
インスタグラムは性的な投稿を許可していません。公序良俗に反する投稿の一切は禁止されており、例えアップしたとしても削除されるか、アカウントがと凍結します。
また、性的な投稿はフィルタリングされており、発見欄などの外部に表示されることもありません。そのため、明らかに性的なコンテンツをもってインスタグラムで集客をすることは不可能です。
ただし、裸が映っているからと言って性的な投稿と判断されるのではなく、あくまでもその内容や目的によります。例えば、医療や芸術に関係する投稿の場合は、許可されています。
女性の乳首の写真も対象となりますが、授乳、出産時や出産後、医療関連の状況(乳房切除手術後、乳がんの認知喚起、性別適合手術など)、または抗議活動に関する写真は許可されます。ヌードの絵画や彫刻の写真も許可されています。
さらに、子供の裸が映っている投稿はインスタグラム側の判断で削除される場合があります。
安全上の理由から、全裸または半裸の子どもの画像を削除する場合があります。コンテンツ自体は悪意のないものであっても、予期されない方法で他人に利用される可能性があるためです。
投稿者にその意図がなかったとしても、その投稿を悪用される可能性があるためです。このように、インスタグラムは投稿者の意図だけではなく、それを他者が使ってどのような影響が考えられるかまで想定しているというわけです。
人為的にフォロワーやエンゲージメントを得てはいけない
「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等物の提供を申し出たりしないでください。
フォロワー購入のようなスパム的行為は、インスタグラムグラムの公式ガイドラインで禁止されています。金銭と引き換えにフォロワーを増やしたり、エンゲージメントを得る行為は許されていません。
インスタグラムグラムは「インスタグラムを楽しむユーザー」が使いやすくなるよう設計されており、こうしたガイドラインも健全性を保つために定められています。そのため、SEOにおける被リンクの購入のように、インスタグラムを“攻略”しようとするブラックハットな手法は、今後アルゴリズムのアップデートによってペナルティを課せられる可能性も十分に考えられます。
法律に違反してはいけない
Instagramは、テロリズムや組織的犯罪、煽動集団を支援したり賞賛したりする場ではありません。性的サービスの提供、個人間での銃火器やアルコール、タバコ製品の売買、ならびに非医療用の薬物または医薬品の売買も認められていません。非医療用の薬物の売買、取引の手配、寄付、贈呈、または依頼を意図したコンテンツ、および非医療用の薬物の個人的な使用を容認する(回復の文脈での場合を除く)、またはその使用を手配もしくは助長するようなコンテンツも削除されます。また、Instagramでは、実店舗で販売が許可されているものでも、生きた動物の個人間での販売を禁止しています。密猟または絶滅危惧種やその一部の販売を手配することはできません。
当然ですが、法律に反する行為はインスタグラムでも禁止されています。「インスタグラムで禁止されているから」という理由ではなく、一般常識で考えてやってはいけないことをインスタグラムでもしないようにしましょう。犯罪の温床になるような行為は規約違反です。
ヘイトスピーチや名誉棄損にあたる行為をしてはいけない
明らかな脅迫やヘイトスピーチ、個人の誹謗や名誉毀損を意図したコンテンツ、脅迫や嫌がらせとして公開した個人情報、繰り返し発信される迷惑メッセージは削除されます。ニュースで取り上げられる人物や、職業や特定の活動により多くの一般人に影響力を持つ人物について議論することは許可されています。
人種差別や名誉棄損にあたる投稿やアクションは禁止されています。他人を傷つけるような内容を含む投稿は、当たり前ですがやってはいけません。
また、明らかな差別行為ではなかったとしても、誰かを一方的に非難するような投稿は、インスタグラムユーザーから好まれないためフォロワー離れの原因になります。
もし、一時的な感情で誰かを非難・批判する投稿をしてしないそうになった時は、いったん冷静になって、誰のためにもならないことを再認識しましょう。
自傷行為を美化するような投稿をしてはいけない
他人に自傷行為を推奨したり促したりする行為は支え合うことを目的とするInstagramの環境維持に反するため、報告があった場合にはその投稿の削除またはアカウントの停止という措置を講じます。攻撃や笑いの対象として自傷行為の犠牲者や生存者の身元を明らかにするコンテンツも削除することがあります。
例え、救済が目的であったとしても、自傷行為を美化したり推奨することは許されていません。当事者にとって何が救いとなるかは人それぞれであり、問題の解決方法にも正解はありません。
そのため難しい問題ではありますが、インスタグラムにおいてはいかなる場合であっても自傷行為をよしとしてはいけません。
暴力を美化するような投稿をしてはいけない
すべての利用者にとって適切な環境であり続けるため、刺激の強い暴力的な描写を含む動画を削除することがあります。このようなコンテンツを、非難や注意喚起、啓蒙を目的としてシェアしたいと考える利用者がいることは理解できます。そういった目的でコンテンツをシェアする場合は、暴力的な描写を含んでいることを警告するキャプションを写真に付けるようにしてください。加虐嗜好を満たすための画像や暴力を美化するための画像をシェアすることは、絶対に認められません。
暴力的な投稿は、インスタグラム側の判断で削除される可能性があります。ただし、すべての暴力描写がNGなのではなく、例えば格闘技の試合などエンターテイメントとして投稿される場合は、キャプションでその意図を明確にすれば消される可能性は低くなります。
規約で禁止されていないが推奨されない行為
禁止事項を守ることは、インスタグラムを運用する上で最低限のルールです。ルールを守りながらも、禁止事項ではないが避けるべき行為もいくつか存在します。それが以下の3つです。
- いいね活動
- フォロー活動
- 売り込み
いずれも、むしろ良かれと思ってやっているユーザーも多いものばかりです。ですが、実はインスタグラム運用から集客につなげていくためには絶対にやってはいけないことです。
いいね活動
いいね活動とは、他ユーザーの投稿に「いいね」をしてまわることで、いいねされたユーザーからのフォローを狙う方法です。自分の投稿に知らない人からのいいねがあると、「どんな人がいいねしてくれたんだろう?」と気になり、そのアカウントのプロフィールを見て、興味があればフォローしてくれるといったものです。
いいねからのフォロー率は決して高くありませんが、作業自体はいいねするだけなので非常に簡単です。そのため、毎日大量にいいねをして回れば、やった分だけそれなりのフォロー数になってかえってくるというわけです。
通常、インスタグラムはオリジナルの投稿を発信して他ユーザーと交流したり、楽しむプラットフォームです。そのコミュニケーションの結果としてフォローしたり、フォローされたりがあります。しかし、いいね周りは投稿を介さない方法であり、本質的な増やし方ではありません。
フォロワー数を多く見せるために数を稼ごうという目的で行われるため、正しいインスタグラム運用ではないと弊社は考えています。
フォロー活動
フォロー活動とは、フォローバックを目的に他アカウントをフォローしてまわることです。フォローすることで一定割合がフォロー返しをしてくれる場合、フォローするアカウントを増やせば増やすほど、アクションした分だけフォロワーを増やせる計算になります。
さらに、フォロワーが伸びづらい運用初期のアカウントはとくに、投稿を続けても目立った反応が得られないため、フォロー活動は有効だと思われています。
しかし、インスタグラムはエンゲージメントがすべてといっていいほど、フォローされた後にどんなリアクションがもらえるかの方がとても重要です。興味が薄い状態でのフォローは、その後のストーリー閲覧や投稿へのいいね・コメント・保存などのアクションが得られづらいです。
すると、フォロワーからのインタラクションを得られない投稿は発見欄やハッシュタグ検索の画面に表示されづらくなり、結果として伸びづらいアカウントになってしまうといったデメリットがあります。
売り込み
インスタグラムのユーザーは売り込みを嫌います。もちろんこれはインスタグラムに限った話ではないのですが、インスタグラムで売り込みをすると「内部エンゲージメントが下がる」といった明らかなデメリットが発生します。
ですが、コミュニケーションをとらずにいきなりDMでセールスをかけたり、ストーリーズで頻繁に商品やサービスを紹介するアカウントが後を絶ちません。
サービスを購入したいユーザーにアプローチする分には問題ないのですが、「とにかく売り込みたい」と自己都合でDMをばらまいてしまうと、うっとおしいと感じたユーザーはそれ以降ストーリーズや投稿に反応しなくなるでしょう。
エンゲージメントが下がり投稿がフォロワーにリーチしなくなると、フォロワーが増えづらくなる負のスパイラルに入ってしまいます。
インスタグラムの集客で困ったときは
インスタグラムにおける禁止事項や非推奨の行為は理解できても、インスタグラムは他SNSに比べてコンテンツの幅が広く、何をすればいいのか悩む運用者は少なくありません。
オアードでは、そんな「本気でインスタグラムから集客したいが路頭に迷っている」方の運用を代行します。
一般的に流通しているインスタグラムのノウハウの中には、アカウントを壊滅しかねない間違った情報もたくさんありますが、オアードの運用・集客ノウハウは、これまで300以上のアカウントで仮説・検証を繰り返して“実際に自社で確認済み”の確かなものに基づきます。
正しいインスタグラム運用で、効率的に集客したい方からの相談を随時お待ちしております。