インスタは個人アカウントが多いですが、企業が運営する“企業アカウント”も多数存在します。

多くが、最終的に集客をしていくための運用になりますが、インスタの性質上、ただ自社のPRをしていても企業アカウントの運用は成功しません。

企業アカウントでインスタ集客を実現するためのポイントは、「どうやってファンを作るか?」になります。

企業アカウントの成功事例を紹介し、そこからわかる共通点や傾向も解説します。

インスタの企業アカウント成功事例10選

インスタの企業アカウントで成功している事例に共通するのは、インスタをPRの道具ではなく、ユーザーとのつながりを作るために活用できていることです。

インスタのユーザーは他SNSと比べて売り込みを嫌う傾向が強く、企業が自社の商品やサービスを紹介するだけでは潜在層のユーザーは興味を持ちづらいです。

何かしらのアイキャッチとなる仕掛けを作り、商品やサービスは売り込まなくても自然と購入される導線設計がとても重要です。そのためには、投稿はもちろんストーリーズで何を発信するかが分水嶺になります。

人気の企業アカウント5選

企業アカウントで人気の事例を5つ紹介します。人気の理由は、元々のブランド認知もありますがインスタのコンテンツがユーザーを引き付けるだけの価値を提供できていることが大きいでしょう。

kurashiru [クラシル] 料理・献立・レシピ

インスタ 企業アカウント
画像引用:dely株式会社

kurashiru [クラシル] 料理・献立・レシピは、dely株式会社が運用しているアカウントです。

簡単においしく作れる料理のレシピが多数紹介されており、毎日の献立に悩む主婦から人気があります。料理の手順が動画で紹介されていることから、初めて作る料理でも迷わない点が魅力です。概要欄には材料と手順が記載されており、動画で流れを把握できれば、何度も動画を見返す必要はありません。

各投稿のアイキャッチ画像には、一目で何のレシピかわかるように、料理の写真に加えて大きな白文字でレシピ名が記載されています。投稿一覧から気になる料理の投稿をタップするだけで、知りたい料理のレシピを知ることが可能です。

ダイソー公式アカウント

インスタ 企業アカウント
画像引用:株式会社大創産業

ダイソー公式アカウントは、株式会社大創産業が運営するアカウントです。

人気な商品にくわえて、新しく発売される商品の紹介もされており、日頃からダイソーを利用する人にとって価値のある情報を提供しています。ただ商品を紹介しているのではなく、ついタップしたくなるようなおしゃれなアイキャッチ画像が魅力です。

商品の使用方法を説明している写真や動画の投稿が多く、使用イメージが湧きやすくなっています。たとえば「アイロン補修テープ」を紹介する投稿では、商品を使用して赤白帽のゴム紐をつけ替える手順が動画で紹介されており、子どもを持つ親の購買意欲を掻き立てています。

C CHAN×節約|100均 / 掃除 / 洗濯 / DIY

インスタ 企業アカウント
画像引用:C Channel株式会社

C CHAN×節約|100均 / 掃除 / 洗濯 / DIYは、C Channel株式会社が運営するアカウントです。

掃除や洗濯・DIYなど日常生活で役に立つ情報が毎日紹介されており、掃除の裏技を知りたいという主婦からアクセサリーを自作したいという学生まで幅広い層から人気があります。手順などが動画でわかりやすく紹介されており、隙間時間に流し見るだけでもライフハックを身につけられます。

100均アイテムを活用した投稿が多く、誰でもすぐに真似できる点も魅力です。

WHOMEE/BABYMEE公式

インスタ 企業アカウント
画像引用:株式会社Nuzzle

WHOMEE/BABYMEE公式は、株式会社Nuzzleが運営するアカウントです。

ヘア&メイクアーティストのイガリシノブがクリエイティブディレクターを務めるコスメブランドのアカウントであり、商品を使ったメイクテクニックを動画形式で投稿しています。ユーザーに商品を押し売りせずに「このアイテムがあったらさらにメイクが楽しくなるかも」と思わるような投稿が魅力です。

ときどきイガリシノブがインスタライブで目から鱗のメイクテクニックを配信しており、プロのテクニックで今よりも垢抜けたい女性に人気があります。

.st mini(ドットエスティミニ)@低身長コーデ

インスタ 企業アカウント
画像引用:株式会社アダストリア

.st mini(ドットエスティミニ)@低身長コーデは、株式会社アダストリアが運営するアカウントです。

140~150cm台の低身長の女性向けにおすすめのコーデを多数紹介しています。ブランド別や色別・アイテム別・骨格別などでさまざまなコーデが紹介されており、「低身長でなかなか似合う服がない」という悩みを解消できる点が魅力です。着回しコーデや1週間コーデも紹介されており「いつも同じような服になる」と悩む女性にも人気があります。

面白い企業アカウント5選

面白い企業アカウントの事例を5つ紹介します。ユーザーを引き込むためのユニークな投稿をはじめ、良い意味で企業アカウントらしくなくインスタとなっています。

プレイステーション PlayStation

インスタ 企業アカウント
画像引用:ソニー・インタラクティブエンタテインメント社

プレイステーション PlayStationは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント社が運営するアカウントです。

「#プレイステーションのある生活」というハッシュタグをつけたユーザーの投稿を紹介しており、カラフルな照明でおしゃれに彩られたゲーム部屋の写真を楽しめます。さまざまなタイプのゲーム部屋が紹介されているため、ゲーム部屋のデザインに悩んでいる人の参考になるでしょう。

また、人気ゲームに出てくる料理を実際に作ってみたという投稿も面白いと人気があります。たとえば『LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア-』で登場する双子のシェフによるシチューが紹介されています。

東京デートストーリー/東京メトロ

インスタ 企業アカウント
画像引用:東京地下鉄株式会社

東京デートストーリー/東京メトロは、東京地下鉄株式会社が運営するアカウントです。

投稿は東京デートをコンセプトとしており、東京にあるおしゃれな店舗が多数紹介されています。おしゃれな写真やイラスト・小説で構成された投稿が特徴で、ひとつき分の投稿をつなげることで、おすすめのデートルートと恋愛小説が完成する仕組みとなっています。アイキャッチ画像の端には店舗のある駅名が記載されており、小説を読まなくてもおすすめの店がわかるため、よく利用する駅にある店の投稿だけを確認することも可能です。

チキンラーメン ひよこちゃん

インスタ 企業アカウント
画像引用:日清食品株式会社

チキンラーメン ひよこちゃんは、日清食品株式会社が運営するアカウントです。

チキンラーメンの公式キャラであるひよこちゃんの面白い写真やイラストが多数投稿されています。ひよこちゃんが滝行をしていたり、日焼けマシーンを使用していたりなど、くすっと笑える投稿が人気です。商品紹介の投稿もありますが、ひよこちゃんの面白い投稿の割合の方が高く、良い意味で企業アカウントらしくないといえます。

令和の伊能忠敬

インスタ 企業アカウント
画像引用:三井不動産株式会社

令和の伊能忠敬は、三井不動産株式会社が運営するアカウントです。

江戸時代の地理学者である伊能忠敬が三井不動産株式会社の手掛ける街や施設を紹介しています。現代の風景がレトロタッチなイラストで描かれており、見る人を楽しませる投稿が魅力です。なかには、伊能忠敬がスイーツタワーに目を輝かせていたり、配膳ロボットに驚いていたりする姿もあります。

Animal Crossing: New Horizons

インスタ 企業アカウント
画像引用:任天堂株式会社

Animal Crossing: New Horizonsは、任天堂株式会社が運用するアカウントです。

気ままなスローライフを過ごせるゲーム『あつまれ どうぶつの森』の公式アカウントであり、住民の部屋のレイアウトデザインが多数紹介されています。レイアウトに行き詰まった人や気分転換にレイアウトを変更したい人の参考になるでしょう。お気に入りの住民がいる場合は、住民の部屋をそのまま真似することも可能です。

インスタの企業アカウントのメリット

インスタで企業アカウントを運用する主なメリットは以下の3つです。

  • 企業やサービスのファンを作りやすい
  • アカウントが成長すれば費用対効果が高い
  • 先行者利益が大きくない

企業の集客チャネルはWebマーケティングでいえば検索広告やSEO、コンテンツマーケティングがあり、それらとインスタを比較すると、即効性はないがアカウントが成長すれば高いエンゲージメントとブランディング効果を発揮するのがインスタです。

また、TwitterやTiktok、Facebookなど他のSNSと比較すると、インスタはファンメイキングしやすく将来の優良顧客を作るマーケティングにも適しています。テキストの情報発信がメインのTwitterや、エンタメ性に特化Tiktokとは異なり、個人だけではなく法人(企業)も成果を出しやすい絶妙な位置づけとなっています。

企業やサービスのファンを作りやすい

情報が氾濫する現在、多くのサービスがコモディティ化し、商品やサービスそのものの差別化を狙って販促していくことが以前に比べて難しくなっています。言い換えれば、「何を買うか?」よりも「誰から買うか?」が重要視されるようになり、機能性よりも、信頼をベースとして購入の意思決定がなされるようになっています。

そのため、以前は商品のプロモーション活動やPR活動によって“いま必要としている顧客”にアプローチすれば売れていましたが、ニーズが顕在化した顧客層の奪い合いは焼畑農業的なセールス活動となっています。

そうではなく、大事なのは“いま必要としていないが、将来的に顧客になり得る層”と接点を持つことであり、企業やサービスの目先の顧客を作ることではなく、ファンを作ることが継続的なプロモーション活動としても必要不可欠となります。

そしてインスタは、このファンメイキングを行いやすいSNSです。インスタは写真など視覚的情報をベースとして情報発信を行い、ユーザーは無意識に触れる情報の中から惹かれるコンテンツを見つけて好きになっていきます。

もちろん企業アカウントでファンを作るための正しい運用が前提にはなりますが、中長期的な販売戦略をとりたい企業にこそインスタは向いています。

アカウントが成長すれば費用対効果が高い

インスタを含むSNSは、フォロワー数など積みあがった数字が運用し続ける限り資産となります。これが広告との大きな違いです。

広告は費用をかけた分だけ売上を作りやすい反面、費用をかけることをやめると施策は止まり資産にはなりません。インスタはアカウントという資産の積み上げになる反面、効果が出るまでに時間を要します。

アカウントを成長させるためには時間や労力、ときには費用をかけるときもありますが、成長したアカウントは継続的に集客効果を発揮します。インスタを立ち上げた初期は効果が出ず、コストが先行してしまうものですが、中長期的に見れば費用をかけなくても売上を作ってくれる存在になります。

先行者利益が大きくない

どんなプラットフォームにも、「先に始めた方が多くの利益をとれる」という先行者利益が存在します。インスタも先に始めた方がそのジャンルにおける開拓者になれるため、先行者利益はたしかにあるでしょう。

しかし、実はインスタは、他のプラットフォームに比べて先行者利益がそこまで大きくありません。その理由は以下の2つです。

  • インスタ運用の正しいノウハウが流通していない
  • ポジショニング次第でブルーオーシャンになりやすい

まず、インスタは更新し続ければいずれは誰でも成功するものではなく、正しい運用ができていなければ集客効果の高いアカウントにはなりません。そして“正しい運用”とは投稿・ストーリーズ・リールの多岐にわたる各コンテンツを最適化し、リーチからCVに至るまでの複数の指標を追ってはじめて実践できます。

また、正しい運用の初期設計フェーズである『コンセプト設計』によって、同じようなサービス・ジャンルであってもインスタで独自の世界観や見せ方を作れるなど、ポジショニングしやすくブルーオーシャンを生みやすいです。

これらの理由から、インスタは「やり方次第で費用対効果を高めやすい」プラットフォームだと弊社は考えています。

インスタの企業アカウントのデメリット

インスタで企業アカウントを運用する上で障壁となるデメリットもいくつかあり、主なものは以下の3です。

  • 人が見えないとファン化しづらい
  • ライブ配信しづらい
  • 写真や動画の素材が用意しづらい

個人アカウントとは異なり、運用者自身の経験や体験をコンテンツにするわけではないため、投稿の素材となる写真や動画の用意が難しいでしょう。また、特定の人物のストーリーが見えないことでファン化の難易度が高まるため、個人アカウントの運用とは大きく異なる点があります。

人が見えないとファン化しづらい

インスタは、アカウントのファンを作ることで集客につなげていくSNSです。しかし、人がファンになる対象も人であり、企業やメディアのファンになるケースは多くありません。「○○という芸能人のファンです」という人はいても、「○○という企業のファンです」という人はいないでしょう。

個人アカウントのように自分のファンを作りやすいという前提がなく、企業アカウントの場合はフォロワーをファンに昇華させる方法も工夫していかなければいけません。商品のPRばかり投稿していても集客効果が薄いのはそのためです。

とはいえ、「インスタで集客するためには、売り込みではなくファンを作る」ことを基本理念として覚えておけばよいでしょう。

ライブ配信しづらい

「人が見えないとファン化しづらい」に関係して、インスタ集客の要であるライブ配信を行いづらいこともデメリットです。企業アカウントであっても、社員やスタッフが前面に出て日々の投稿やストーリーズを発信していれば問題ありませんが、メディアアカウントや特定ブランドのアカウントの場合は“中の人”を出しづらいでしょう。

インスタにおいてライブ配信は、フォロワーを集めてエンゲージメントを高めた後、サービスの購入のきっかけを作る大事な集客フェーズのコンテンツになります。ライブ配信ができないということは、購入を促進するアクションの取り方も工夫する必要があります。

写真や動画の素材が用意しづらい

Twitterを運用していた企業が、インスタでは運用が上手くいかなくなるケースが多いです。その理由は、インスタが写真や動画をベースとしたコンテンツであるためです。

個人アカウントであれば、自分の経験や体験からコンテンツを作れるため、日常の様子を収めるなど素材は集めやすいでしょう。しかし、企業アカウントは“特定のだれか”のアカウントではないため、「投稿を作りたいけど素材がない」といった事態になりやすいです。

例えば、旅行系のメディアアカウントを運用したくても、実際に全国各地へ行ったりたくさんの旅館に泊まったりして撮影することは現実的ではありません。個人であれば、実際に行ってとった写真を乗せるだけでも成立するでしょうが、メディアアカウントの場合は同じようにはいきません。

また、更新頻度も多くしていかないといけないため、さらに素材不足は深刻になるでしょう。

そのため、企業やメディア・ブランドのアカウントを運用する場合は、特にリーチなど「更新しやすく、素材に依存しない戦略」を作っていかなければいけません。

インスタで企業アカウントを運用するときの注意点

これらのデメリットを解消するため、多く企業アカウントが何気なくとっている施策が実はマイナスを生んでいるケースがあります。その主な例が以下の3つです。

  • リポストによる投稿は非推奨
  • いいね活動やフォロー活動はNG
  • 頻繁に売り込みしない

現在、企業アカウントを運営されている方で、上記の施策をやってしまっている or やろうとしていたものが含まれていないでしょうか?もしあるようでしたら、今すぐやめることを推奨します。

リポストによる投稿は非推奨

リポストとは、他のユーザーの投稿を借りて自身のアカウントでも投稿をすることです。わかりやすくいうと『投稿の再利用』です。全く同じ投稿になるため、独自で投稿を作成しなくて済みます。

リポストした投稿はフィード欄にも載るため、他人の投稿だけでフィードを埋めることもできます。

【リポストで投稿されたリールの例】

インスタ リポスト

企業アカウントは前述の通り、素材の準備が難しいことが運用上の最も悩ましいところです。そこで、リポストを駆使すれば素材問題をクリアできるどころか、制作にかかるリソースが不要となり更新頻度も担保できるようになります。

このように聞くと、リポストは非常に便利な手法であり、実際に中の人が出ない企業アカウントやメディアアカウントのほとんどがリポストで投稿を成り立たせています。

しかし、投稿の問題解消に最適と思われるこのリポストですが、実は当社では推奨していません。なぜなら、インスタグラム自体が、「今後オリジナルコンテンツかどうかを重要視する」と明言しているためです。

【Instagramトップのアダム・モッセリ氏がTwitterで言及した内容】

https://twitter.com/mosseri/status/1516811952235769860?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1516811952235769860%7Ctwgr%5Ebe054f50b1d9d16339013a6ab8e5c3ad36de9fc7%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Foaad-creation.jp%2Finstagram%2Finstagram-attracting-customers%2F

簡単に要約すると、「コピーコンテンツよりもオリジナルコンテンツをより評価する」とあり、リポストはこのコピーコンテンツに該当します。

現在はまだ有効なリポストですが、今後は淘汰されていく可能性が高く、多くのメディアアカウントは「オリジナルコンテンツにこだわれるか?」の分水嶺に立たされるでしょう。

H3.いいね活動やフォロー活動はNG

「いいね活動」とは、他アカウントの投稿にいいねをして回り、「いいね」されたアカウントを見に来たユーザーからフォローバックを狙うといった手法です。

このやり方は明らかな違法行為ではないため、フォロワー増加の効果的な施策であると誤解した運用者が少なくありません。さらに、このいいね活動をシステムで自動化するサービスやツールも出回っています。ですが、集客を目的としてインスタを運用するのであれば「いいね活動」は絶対にNGです。

インスタでフォロワーを増やすために、いいね活動をしてはいけない主な理由は以下の4つです。

  • エンゲージメントの低い母集団が形成される
  • コンバージョン率が著しく低下する
  • アカウントの作り直しが必要になるケースもある
  • インスタグラムのガイドラインに違反している(自動ツールを使った場合)

インスタでのいいね活動(自動いいね)がなぜやってはいけない施策なのかは、以下の記事で詳しく解説しています。

インスタの自動いいねツールを使ってはいけない理由|規制だけではない本当のデメリットを解説

頻繁に売り込みしない

インスタのユーザーは売り込みを嫌います。もちろんこれはインスタに限った話ではないのですが、インスタで売り込みをすると「内部エンゲージメントが下がる」といった明らかなデメリットが発生します。

ですが、コミュニケーションをとらずにいきなりDMでセールスをかけたり、ストーリーズで頻繁に商品やサービスを紹介したりするアカウントが後を絶ちません。企業アカウントであれば、投稿が商品やサービスの紹介ばかりになる、いった具合です。

サービスを購入したいユーザーにアプローチする分には問題ないのですが、「とにかく売り込みたい」と自社都合でPRばかり行ってしまうと、うっとうしいと感じたユーザーはそれ以降ストーリーズや投稿に反応しなくなるでしょう。インスタのユーザーは商品やサービスを求めていなく、インスタのコンテンツを楽しむために活用していることを忘れてはいけません。

エンゲージメントが下がり投稿がフォロワーにリーチしなくなると、フォロワーが増えづらくなる負のスパイラルに入ってしまいます。

インスタの企業アカウントのフォロワーの増やし方

インスタにおける、企業アカウントのフォロワーの正しい増やし方は、以下4つのポイントを押さえて運用することです。

  • プロフィールから投稿内容まで一貫性を持たせる
  • 内部エンゲージメントが高いアカウントを育てる
  • 売り込みはしない
  • インサイトで効果検証する

インスタグラムは「インスタを楽しむユーザー」が使いやすくなるよう設計されており、公式のガイドラインも健全性を保つために定められています。そのため、SEOにおける被リンクの購入のように、インスタを“攻略”しようとするブラックハットな手法は、今後アルゴリズムのアップデートによってペナルティを課せられる可能性も十分に考えられます。

そのため、積極的にたくさんのユーザーに売り込みをしたり、権威性をアピールするためにフォロワーを数字としか見ずに増やそうとしたりするといった、インスタグラムの本質から逸れた運用は、集客効果が低いアカウントにしかならず良い結果を生みません。

正しい運用のポイントは、ユーザーがフォローする価値を明確にすることです。詳しくは以下の記事で解説しています。

インスタのフォロワーの正しい増やし方|自力で月3000人以上のフォローを獲得する方法

インスタの企業アカウントで集客したいときは

インスタで企業アカウントの運用・集客を成功させるには、個人アカウントでは存在しない、いくかのハードルが生じます。とくに、インスタはファンメイキングできるかが最大のポイントになるため、実際の人物やキャラクターを立てづらい企業アカウントはファンを作りづらいでしょう。人のファンは作りやすくても、企業やメディアのファンになる人は多くありません。

さらに、他にもエンゲージメントやプロフィールアクセス率などのインサイトの分析をはじめ、インスタというコンテンツすべてを多角的に追っていかなければ集客効果の高いアカウントを育てることはできません。

そのためには、投稿以外にもストーリーズやリールなど幅広いコンテンツを使いこなさなければならず、具体的に何をすればいいのか悩む運用者は少なくありません。

オアードでは、そんな「本気でインスタから集客したいが路頭に迷っている」方の運用を代行します。

一般的に流通しているインスタのノウハウの中には、アカウントを壊滅しかねない間違った情報もたくさんありますが、オアードの運用・集客ノウハウは、これまで300以上のアカウントで仮説・検証を繰り返して“実際に自社で確認済み”の確かなものに基づきます。

正しいインスタ運用で、効率的に集客したい方からの相談を随時お待ちしております。