Instagramに限らず、SNSを使ったことがあれば聞いたことがあるであろう「ハッシュタグ」。「#○○」のように、#(ハッシュマーク)の後にキーワードやフレーズを付けることで、語句をラベル化するものです。
検索語句をタグにすることで、投稿を見つけてもらいやすくするものですが、Instagramの運用でこのハッシュタグを有効活用する方法に悩む人は少なくありません。
ハッシュタグの使い方は、仕組みを理解すれば難しいものではありません。フォロワーを増やすためにどんなハッシュタグを付ければいいのか、この記事を参考にぜひ考えてみてください。
Instagramのハッシュタグとは
Instagramでは、投稿にハッシュタグ付けることができます。投稿のキャプションに付ける場合もあれば、コメントに付ける場合もありますが、検索にかかりやすくするためにはキャプションに付けた方が効果的です。
「#○○」とテキストを入力すると、既にそのハッシュタグが存在する場合は候補がサジェストされ、いずれかを選択する形で設定できます。
ハッシュタグには投稿件数が表示され、これまでにどのくらい使用されたのかがわかるようになっています。件数が多ければ多いほど、人気のあるハッシュタグということになります。
投稿の内容を表すキーワードやフレーズをハッシュタグとして付けることで、Instagram内の検索時に、その投稿を露出するきっかけになります。ハッシュタグを付けたからといって、必ず検索結果に表示されるわけではありませんが、Instagramが投稿の内容を判別するためのシグナルの一つとなります。
なぜハッシュタグが重要なのか?
まずInstagramの運用において、ハッシュタグの活用はとても重要です。ハッシュタグが重要な理由は、投稿のリーチを広げるためであり、リーチとは投稿を見たユーザーの数です。つまり、ハッシュタグによってリーチできるユーザーが増えれば、それだけフォロワーが増える可能性も高まるということです。
リーチの幅はハッシュタグがすべてではないものの、適切にハッシュタグを付ければ、間違いなくリーチ数の増加には寄与します。実際、弊社の運用においても、ハッシュタグの付け方・選び方はきちんとしたルールに則っており、適当に付けても投稿のリーチは増えないと考えています。
Instagramでフォロワーを増やすためには、投稿が多くのユーザーにリーチしないことには始まりませんので、ハッシュタグもそのための手段ということを考えれば、いかに重要であるかがわかるかと思います。
Instagramのハッシュタグの付け方
Instagramでのハッシュタグの付け方は、コンテンツによって異なりますが、基本的にはテキスト入力できる場所で「#○○」と打ち込むだけです。
以下、それぞれのコンテンツにおけるハッシュタグの付け方を解説します。
投稿のハッシュタグ
投稿のハッシュタグは、キャプションに付けることができます。
敢えてキャプションではなくコメントに付けるケースもありますが、それによって特に認識具合が変わることはありません。二度手間の必要がないという意味では、投稿時にキャプションに付けた方が効率はよいでしょう。
ストーリーズのハッシュタグ
ストーリーズのハッシュタグは、テキストボックスを挿入して同じように「#○○」と入力すれば付けることができます。
リールのハッシュタグ
リールのハッシュタグは、投稿と同じくキャプションに付けることができます。
フォロワーを増やすハッシュタグの選び方
ハッシュタグの付ける目的は、主にリーチ数を増やすためです。そのため、適当に選んでも効果は期待しづらく、意味のあるハッシュタグを選ばないといけません。
フォロワーを増やすハッシュタグの選び方は以下の3つです。
- 投稿の内容に即したハッシュタグ
- ビッグ・ミドル・スモールワードのハッシュタグ
- バズっている投稿のハッシュタグ
選ぶ際のコツは、投稿との親和性が高い(内容を適切に表した)ハッシュタグに限定することです。リーチを増やしたいために、投稿件数が多いが内容との関係性が薄いものを選んでしまうと、逆に外部への露出はされづらくなります。
投稿の内容に即したハッシュタグ
ハッシュタグ選びの基本は、投稿の内容に即したタグだけを付けることです。
例えば、「イヤイヤ期を乗り越える育児の○○」というタイトルの投稿で付けるべきハッシュタグと、やりがちな間違ったハッシュタグは以下です。
■正しいハッシュタグ
#イヤイヤ期
#イヤイヤ期対策
#イヤイヤ期真っ最中
#イヤイヤ期の乗り越え方
#1歳育児…etc
■間違ったハッシュタグ
#子育てぐらむ
#子育てママと繋がりたい
#べびすたぐらむ
#育児アカウント…etc
『間違ったハッシュタグ』に列挙したものは、投稿件数は多いが「イヤイヤ期に悩む親」以外のユーザーも使用するタグです。網を広く張って待つのではなく、きちんと内容を適切に表したタグだけを選びましょう。
ビッグ・ミドル・スモールワードのハッシュタグ
投稿件数が多いハッシュタグはビッグワード、少ないハッシュタグはスモールワードと呼ばれます(ミドルワードはその中間)。それぞれの件数目安は以下となっています。
呼び方 | 件数の目安 | 競合性 |
---|---|---|
ビッグワード | 10万件~ | 高い |
ミドルワード | 5,000~10万件 | 普通 |
スモールワード | ~5,000件 | 低い |
件数が多いほどそのタグはニーズがあるということになり、件数が少ないということはニーズが少ないということです。ただし、同時に“競合性の強さ”も表しており、件数が多いタグを選ぶということは、それだけ競合となる投稿も増えるという意味です。
どのハッシュタグが検索で上位に出るかは、出してみないと誰にもわからないため、ビッグワード~スモールワードまでを戦略的に分散させて付ける方法は有効です。
例えば、「旅行系の投稿」では以下のような割合で選ぶなどです。
■ビッグワード:1~2つ
#旅行好き(135万件)
■ミドルワード:2~3つ
#旅行行きたい(15.2万件)
#いつか行きたい(1.4万件)
#旅行が好き(5.4万件)
■スモールワード:2~3つ
#旅行の計画(5,000件)
#旅行の醍醐味(1,000件)
上記はあくまで例のため、旅行先を探している人が検索しそうなワードであれば、必ずしも「旅行」を含む必要はありません。
バズっている投稿のハッシュタグ
思い浮かぶワードがあれば、上記のようにサジェストから候補を探すことができます。しかし、バリエーションが思い浮かばない、もしくは本当に効果的かがイマイチ掴めない場合は、バスっている他の投稿からヒントを得ることも有効です。むしろ、闇雲に設定するよりも、先にリサーチをしてから選んだ方が効率的です。
Instagram内で好きなワードを検索し、トップの欄に表示される投稿のハッシュタグをいくつか見てみましょう。自身が投稿しようとしている内容と近しい投稿を見つけます。その中で使われているハッシュタグの中に、想像していなかったが同じターゲットが調べそうなワードが見つかります。
Instagramのハッシュタグでよくある間違い
ハッシュタグは正解がなく、また効果が見えづらいため間違った使われ方をするケースが珍しくありません。
実際に弊社のクライアント様でも、過去の投稿で不適切なタグを使っていたり、さらにその理由が、正しくないInstagramの理解に起因することが多々あります。
ハッシュタグの数はいくつが適切?
正解はありませんが、多くても10個以内が適切だと弊社では考えています。
前途の通り、ハッシュタグは投稿の内容に即したものだけに限定するのが正しいため、それが10個を超えてくるとなると、関係性が薄いタグが混ざってくるケースが多いためです。
ですので、きちんと選別する目安として「多くても10個」としています。
投稿のハッシュタグはキャプションとコメント欄どっちが正解?
Instagram公式が以下のように言及している通り、ハッシュタグはコメントではなくキャプチャに含めた方が検索にかかりやすくなります。
キャプションに関連キーワードとハッシュタグを含める。検索で投稿を見つけてもらうためには、キーワードとハッシュタグを入れる場所を、コメントではなくキャプションにします。
引用:Instagram検索の詳しい仕組み
敢えてコメントに付けているケースも見られますが、特にメリットもないためキャプションに付けるようにしましょう。
検索の対象になるのはハッシュタグだけ?
ハッシュタグだけではなく、投稿のキャプション(文章部分)も検索の対象になります。
そのため、ハッシュタグを正しく選ぶだけではなくキャプションも内容を説明したテキストを記載しましょう。
ハッシュタグがあればキャプションはいらない?
上記の通りですので、キャプションも必須です。
キャプションはおまけのように考えてきちんと入力していなかったり、何も入力せずハッシュタグだけで投稿されているケースもありますが、検索からリーチする可能性を狭めてしまうためキャプションも記載必須です。
ハッシュタグだけではないインスタ運用のコツ
ハッシュタグは、Instagram運用の基本の一つです。他にもストーリーズやリールなど、インスタは他SNSに比べてコンテンツの幅が広く、何をすればいいのか悩む運用者は少なくありません。
オアードでは、そんな「本気でインスタから集客したいが路頭に迷っている」方の運用を代行します。
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