インスタグラムは、SNSの中でもトップクラスでユーザーが多く日本だけでも3300万人以上の利用者がいます。
多くのユーザが利用しているので「広告を出稿したい」と考えている企業も多いはずです。
そこで今回は、インスタグラム広告にかかる費用と成果の出し方を解説していきます。
インスタグラムの広告費用と課金の種類
インスタグラムの広告費用と課金には、いくつかの種類があります。
以下では、インスタグラムの広告費用と課金について解説しています。
Googleディスプレイとの費用対効果
Googleディスプレイなどのリスティング広告と、インスタグラム広告のようなSNS広告では目的によって費用対効果が変わってきます。
例えば、ある程度その商品が認知されていてターゲットに購買意欲がある場合は、リスティング広告が有効です。
一方で、商品やサービスがあまり認知されていない場合は、SNS広告の方が費用対効果が高いと言えます。
インスタ広告は基本的にCPM方式
CPM方式とは、広告が1000回表示されるごとに料金が発生する仕組みです。
費用は1回の表示につき0.5〜1円くらいが目安といわれています。
この方式は広告を大量に表示できるので、商品やサービスを認知させる目的と相性の良い方式です。
インスタ広告の課金の種類(CPC.CPI.CPV)
CPMの他にもインスタ広告の課金には、以下の種類があります。
- CPC:ユーザーに広告がクリックされれば課金
- CPI:広告したアプリがインストールされると課金
- CPV:動画が15秒以上されると課金
なぜインスタ広告のメインはCPMなのか
インスタ広告のメインはCPMでその理由は、なんといっても費用対効果の高さです。
広告が1000回以上表示されるごとに課金される仕組みなので、より多くのユーザーに認知されやすいからです。
インスタ広告のCPMにおける注意点
インスタ広告のCPMには2つの注意点があります。
1つ目は、1,000回表示されていなくても費用は発生していると言う点です。
先程のCPMに関する記述では1,000回ごとに課金されると解説しましたが、実際は1回ごとに0.08円課金されています。
しかし、1回ごとの金額が細かく、分かりにくいため1,000回単位での表示になっているのです。
2つ目は、広告が表示された時点で費用が発生しているという点です。
ユーザーが広告をクリックしてもしなくても費用が発生しているので、クリックされない場合は費用対効果が低くなってしまいます。
Facebook広告とインスタ広告の比較
SNS広告の出稿を考える際に大切なのは「どういったターゲット層に広告をみてもらいたいか」です。
年齢層の高いターゲットに見てもらいたい場合は、Facebook広告が最適です。
20代〜30代の若いターゲットに広告を見てもらいたい場合は、インスタ広告の方が高い費用対効果が期待できます。
また、以前まではインスタグラムよりもFacebookの方がユーザーが多かったのが今では逆転し、インスタグラムのユーザーが圧倒的に多くなりました。
そのため、認知を目的とした広告であればインスタ広告が効果的です。
インスタ広告の費用対効果を上げるコツ
インスタ広告で費用対効果を上げるコツは、以下の3つです。
- インスタ広告のデーターを備蓄する
- キャンペーン予算の最適化を活用する
- 費用対効果を上げるクリック率の目安
インスタ広告のデーターを備蓄する
インスタ広告では、どんな人が広告を見ているのかをデーターとして見ることができます。
そのデーターを備蓄して分析することで、よりターゲットを絞って訴求できるため費用対効果が上がるのです。
キャンペーン予算の最適化を活用する
インスタグラム広告には、キャンペーン予算の最適化という機能があります。
この機能は広告セット単位ではなく、キャンペーン単位で日予算をインスタグラム側が自動で設定することで予算を最大限活用し、費用対効果の向上を計ります。
費用対効果を上げるクリック率の目安
クリック率が低いと費用対効果は、下がってしまいます。
費用対効果を上げなければならないクリック率の目安はビジネスの場合、0.8%~1.0%が最低ラインです。
このラインを下回る場合は、クリック率の見直しと改善が必要です。
インスタ広告の費用を抑える「広告の関連度」とは
インスタグラム広告は、ユーザーにとって価値にあるものが優先的に表示されます。
この価値を測定する度合いを「広告の価値の関連度」と呼びます。
関連度が高いと、良い広告と判断されて費用が安くなるのです。
広告の関連度は、主に下記の3つの指標によって定められています。
- 品質ランキング
- エンゲージメント率ランキング
- コンバージョン率ランキング
品質ランキング
品質ランキングとは広告自体の品質を意味しています。
ユーザーからのスパム報告やインスタグラム側の意に反している広告は、関連度を下げます。
具体的には、以下のような行為です。
- テキスト(文字情報)が多い
- クリックしないと広告の全貌が分からないようになっている
- 大袈裟な見出し
- 「〇〇な人はいいね、コメントしてください」など意に反するアクションを促している
エンゲージメント率ランキング
エンゲージメント率ランキングとは広告を見た人が、いいねやコメント、シェアなどのアクションを起こす確率のことです。
この確率が高いと広告関連度も比例して上がります。
コンバージョン率ランキング
コンバージョン率ランキングとは、広告を見たユーザーが実際に会員登録や商品購入に至る確率のことをいいます。
この確率が高ければ広告関連度も上昇します。
ただし、商品やサービスによって異なるため比較が難しいのが特徴です。
まとめ|インスタ広告のコツは機会損失を抑えること
ここまで、インスタグラム広告の費用やコツを解説してきました。
インスタグラム広告は企業にとって機会損失を最大限に抑えてくれるプロモーションです。
ぜひ、この機会にインスタグラム広告の出稿を検討してみてはいかがでしょうか?