インスタグラムで他のアカウントをフォローする際、目的にもよりますが短期間で大量のフォローを行う場合もあります。
しかし、インスタグラムにはアクション数の制限というものがあり、フォローできる数にも上限があります。
通常、正しく運用していればフォロー制限にかかることはありませんが、フォロー活動やいいね活動をしているアカウントはこの上限にあたることがあります。
ただし、フォロー活動やいいね活動自体が推奨される行為ではないため、これらがNGと合わせてフォロー制限についてわかりやすく解説します。
インスタグラムのフォロー制限は7,500人
インスタグラムのフォロー制限は7,500人であると、インスタグラムのヘルプセンターに明記されています。
スパムを削減するため、Instagramでフォローできる人数は7,500人までに制限されています。
フォロワーの人数にかかわらず、7,500人を超えてフォローをしようとする利用者にはエラーメッセージが表示されます。現在、フォローしている人の数が7,500人を超えている利用者は、この制限が導入される前にフォロー数が7,500人を超えていた人です。
7,500人と聞くと、そんなに多くのアカウントをフォローすることがあるのか?と疑問に感じられるかもしれません。たしかに一般的には考えづらい数字ですが、フォローをしてフォローバックを狙ういわゆる『フォロー活動』をしているアカウントはこの制限にかかる可能性があります。
フォロー活動は、フォローした数が多ければ多いほどフォロー返しも増えるため、できるだけ多くのアカウントをフォローし、さらにそれを短期間で行おうとします。
1日のフォロー数の上限は明記されていない
絶対的な上限数は明記されていますが、1日あたりのフォロー数の上限はヘルプセンターにも明記されていません。ですが、一般的に言われているのは『1日あたり200フォロー』であり、それ以上になると機能制限やアクションブロックがかかるとされています。
ただし、すべてのアカウントが同じ上限設定ではなく、新規で開設されたアカウントはもっと少ないフォロー数でも制限される場合があります。
これは、無作為なフォロー活動をはじめとしたスパム行為を防止するためのもので、新規開設したばかりのアカウントが、投稿もなしに大量のアカウントをフォローしたり、DMを送信することは明らかに通常の運用では考えにくいことだからです。
例えば、開設したばかりのアカウントがDMを数通送っただけでも凍結したケースもあり、インスタグラムはこうしたスパム行為の温床のなる使い方については厳しく管理しています。
アクションブロックがかかると「いいね」や「フォロー」できなくなる
フォローのしすぎや、短時間での大量のいいねやコメント、DMの送信を行い制限にかかるとアクションブロックがかかります。アクションブロックがかかると、該当の操作ができなくなります。
それどころか、アカウントが凍結してログインできなくなるケースもあり、最悪の場合は再起不能となり新規でアカウントを作り直さなければいけない事態になる可能性もあります。
フォロー制限にかかってから解除までにかかる期間
フォロー制限にかかってしまい機能制限が表示された場合は、24時間おけば解除されるケースが多いです。いいねやコメント、DM送信に対するアクションブロックも同様です。ただ、必ず24時間で解除されるわけではないため、あくまでも一般的な目安となります。
もし、機能制限やアクションブロックに該当するような思い当たる操作がない場合は、機能制限が表示されたときに「問題を報告」から機械的な操作によるものではないことを申告しましょう。
それによって必ず制限が解除されるわけではないですが、ただ泣き寝入りするよりも報告だけはしておいた方が万が一ということもあります。
フォローの一斉解除はアクションブロックにかかる
フォローすることの制限だけではなく、フォローを解除することでも制限があります。通常の使い方として、一斉に大量のフォロワーをフォロー解除することは考えにくいため、何かしら意図的に他ユーザーのためにならない操作が行われていると判断されるためです。
実際、一般的に正しい使い方をしていれば1日数百人のフォロー解除をすることはありません。しかし、前述したようなフォロー活動を行っているアカウントは、ある程度フォローバックをもらえた段階で、時間を置いてから今度は大量にフォロー解除を進めることがあります。
フォロー数よりもフォロワー数が多いことで、プロフィールを閲覧したユーザーに『権威性の高いアカウント』だと認識されやすくなるためです。インフルエンサーのアカウントなどは、フォロー数よりもフォロワー数の方が圧倒的に多いため、それを目指してフォロワー数を調整しようとするのは望ましくありません。
いいねツールやフォローツールで自動化するのは規約違反
フォロー活動は、手動で行う以外にツールで自動化することも可能です。ただし、自動いいねツールによるフォロワーの増加は、インスタグラムの公式ガイドラインで禁止されています。
「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、金銭や金券などのプレゼントを申し出たりしないでください。
フォロワーを増やすのは、最終的にインスタから集客することが目的の大半だと思いますが、ツールによってフォロワーを増やすと“全くの逆効果”にしかなりません。良いことは一つもないため、絶対にやってはいけないと、当社のクライアント様にも日ごろから注意喚起しています。
フォローバック目的のフォロー活動はNG
フォロー活動とは、フォローバックを目的に他アカウントをフォローしてまわることです。フォローすることで一定割合がフォロー返しをしてくれる場合、フォローするアカウントを増やせば増やすほど、アクションした分だけフォロワーを増やせる計算になります。
さらに、フォロワーが伸びづらい運用初期のアカウントはとくに、投稿を続けても目立った反応が得られないため、フォロー活動は有効だと思われています。
しかし、インスタはエンゲージメントがすべてといっていいほど、フォローされた後にどんなリアクションがもらえるかの方がとても重要です。興味が薄い状態でのフォローは、その後のストーリー閲覧や投稿へのいいね・コメント・保存などのアクションが得られづらいです。
すると、フォロワーからのインタラクションを得られない投稿は発見欄やハッシュタグ検索の画面に表示されづらくなり、結果として伸びづらいアカウントになってしまうといったデメリットがあります。
インスタはエンゲージメントが重要
フォローバックによるフォロワーを増やし続けても、エンゲージメントが低い母集団が形成されてしまい、ただフォロワーが多いだけのアカウントになりかねません。そうすると、収益化が難しくなり、フォロワー数が多ければ多いほどリカバリーも困難になります。
フォロワーは数字ではなく『人』であるため、こうした数字を増やすためだけの間違ったインスタ運用をしてしまう人は少なくありません。繰り返しになりますが、インスタはエンゲージメントが重要です。
エンゲージメントとは、いいねやコメントなど他ユーザーから得られるアクションであり、エンゲージメント率が高いアカウントはフォロワーと強固なつながりができているため、サービスを売らなくても売れる仕組みづくりができるなど、あらゆる面で収益化がしやすくなります。
インスタは『ファンづくり』を最終的な目標として、プロフィールや投稿、フォロワーの増やし方からファンへの移行などを正しい運用に基づいて行っていかなければなりません。
インスタでフォロワーを増やす方法
インスタのフォロワーの正しい増やし方は、以下4つのポイントを押さえて運用することです。
- プロフィールから投稿内容まで一貫性を持たせる
- 内部エンゲージメントが高いアカウントを育てる
- 売り込みはしない
- インサイトで効果検証する
インスタグラムは「インスタを楽しむユーザー」が使いやすくなるよう設計されており、公式のガイドラインも健全性を保つために定められています。そのため、SEOにおける被リンクの購入のように、インスタを“攻略”しようとするブラックハットな手法は、今後アルゴリズムのアップデートによってペナルティを課せられる可能性も十分に考えられます。
そのため、積極的にたくさんのユーザーに売り込みをしたり、権威性をアピールするためにフォロワーを数字としか見ずに増やそうとするといった、インスタグラムの本質から逸れた運用は、集客効果が低いアカウントにしかならず良い結果を生みません。
インスタの正しいフォロワーの増やし方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
インスタのフォロワーの正しい増やし方|自力で月3000人以上のフォローを獲得する方法
インスタ運用・集客で困ったら
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