最近「Webライティング」という言葉をますます目にするようになりました。

けれども意外に、Webライティングとは何か具体的に説明できないですよね。

Webライティングに資格はあるのでしょうか?

Webライティングを学ぶにはどんな方法があるのでしょうか?

ここでは、Webライティングとは?にまつわる色々についてまとめます。

Webライティングとは何か

Webライティングとは、読者(ユーザー)と検索エンジンとの両方が理解しやすいようにWeb上の文章を書くことです。

記事に対するユーザーの評価と検索エンジンの評価は、ほぼ一致するようになってきています。両者が理解しやすい文章は、よい文章として両者に評価されるようになります。

紙媒体同様、Webでも記事を読むユーザーにとって有益な情報を提供しなくてはなりません。ユーザーのニーズに合致する文章作成はWebライティングの前提と言えます。

それと同時に検索エンジンに対するアプローチも必要です。検索エンジンに評価されないと、検索結果の上位に表示されません。そうすると、ユーザーに読まれる可能性が著しく低くなります。検索エンジンの特性に合わせて記事を作成することが大切です。

このように、ユーザーと検索エンジンの両方に読まれることを意識した文章を書くことがWebライティングです。

ただし場合により、Web用の記事を書くことをすべてWebライティングと呼び、検索エンジンの対策をした記事作成をSEOライティングと呼ぶこともあります。

WebライティングとSEOの関係

WebライティングにおいてはSEOを強く意識する必要があります。何についての文章なのか検索エンジンが理解しやすい文章は上位表示されやすくなります。

検索エンジンは、次の3つの要素で構成されています。これらによりコンテンツを読み取って内容を判断します。

  • 仕組み
  • 評価基準
  • 評価方法

Webライティングでは、検索結果で上位表示されるようにしてユーザーに実際に読んでもらうことが求められます。そのため検索エンジンが持つこれらの要素に最適化した記事作成が必要となります。

Webライティングとライティングの違い

Webライティングと紙媒体のライティングの違いは、前者がWebという場に最適化した文章を作成するのに対して、後者はそれが求められないという点です。紙媒体のライティングにはない、Webライティングだけに求められる具体的な条件は次の通りです。

  • 「できるだけ短い時間で」ユーザーの「検索目的を達成する」記事を書く
  • 「検索エンジンで上位表示される」記事を書く

これらの条件を満たすために、具体的には主に次の3点についてのスキルが必要となります。

  • 記事全体の見出しの構成
  • 見出しごとの文章の構成
  • 検索キーワードを使った記事作成

Webライティングは文章ではなく記事を書くものである、と言う人もいます。上記3点を意識して、ユーザーにとっては必要な情報が最短で入手でき、なおかつ検索エンジンに対しては上位表示させる記事を書くことが重要です。

Webライティングの資格

Webライティングに直接かかわる資格は2つあります。

  • Webライティング能力検定
  • Webライティング技能検定

これらの資格がなくてもWebライティングで収入を得ることは可能です。しかし学び直しの機会として、あるいは完全に一から勉強する際の目標づくりとしては、資格試験を受けるのも意味あることと言えます。ではこれら2つの資格にはどんな違いがあるのでしょうか?

Webライティング能力検定

目的 効果的なWebライティングとトラブルを未然に回避するスキルを学ぶ
試験内容 ●国語 ●ウェブライティング ●コピーライティング、メールライティング ●SEO ●倫理・法律、炎上対策 ●Webライティングに関するミニ論文(200~300文字) ※ミニ論文のみ記述式 そのほかはすべて4択 試験時間90分・88点満点(配点は上の内容順に12点・12点・16点・16点・16点・16点)
メリット Webライティングの基礎を学べる 認定バナーを使うことができる 検定のアフィリエイト報酬が通常の2倍になる
デメリット 基本的な考え方は学べるが、実践的なライティングの技術は学べない 2年ごとに資格更新の費用が必要となる
受験資格 特になし
受験費用 13,500円(税込 受験費用・PDFファイル公式テキスト) 19,800円(消費税・送料込 受験費用・公式テキスト・DVD・論文の添削サービス) ※いずれも学割あり
受験方法 年4回程度・全国14か所の会場で受験

一般社団法人日本WEBライティング協会が認定する資格です。

Webライティング能力検定 公式サイト

【資格の形式】

得点により、1~3級のいずれかに認定されます。各級の得点とスキルのレベルは次の通りです。

■ 1級(80点~):一般的な仕事はもちろん、高度な仕事もできるトップレベルのスキルを持つ

■ 2級(70~79点):一般的な仕事を行う上で充分なスキルを持つ

■ 3級(53~69点):一般的な仕事を行う上で最低限のスキルを持つ

※53点以下は認定されません。

【資格の期限】

各級すべて期限は2年です。

2年後に継続したい場合、更新費用として12,000円(2年分)が必要となります。

もう一つの資格「Webライティング技能検定」と比べると、こちらは問題の難易度が高いと言えます。

「Webライティング能力検定」については、こちらの記事でより詳しくまとめてあります。

Webライティング能力検定って役に立つの?評判や学習方法について解説します

WEBライティング技能検定

目的 クラウドソーシングで働くために必要なビジネスマナーや基礎知識、文章作成技術などを身につける
試験内容 4択問題(50問 社会人としてのマナー、クラウドソーシングという働き方への理解)実技ライティング問題(4問 240~300字×3問+320~400字×1問 クラウドソーシングを介するライティング全般に対するライティング能力) 試験時間90分・250点満点(4択50点・ライティング200点)
メリット Webライティングの基礎を学べる 「WEBライティング実務士」を名乗ることができる クラウドソーシングサービスでの特典が受けられる(ランサーズ、サグーワークスほか)
デメリット ごく基礎的な内容で、実践的なライティングの技術は学べない 講座を受けなくてはならず、トータルの費用が高い
受験資格 ヒューマンアカデミー「WEBライティング技能検定講座」教材の購入
受験費用 38,000円(税込) 内訳:試験料6,000円+「WEBライティング技能検定講座」受講料32,000円 ※合格してからの資格認定証(特典を受けるのに必要)発行料は3,000円(税込)
受験方法 月1回・オンラインで受験

一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が認定する資格です。

WEBライティング技能検定 公式サイト

【資格の期限】

なし

こちらはかなり基礎的な内容となっています。すでにWebライティングの経験がある場合は勉強しなくても満点を取れたという意見が多数あります。完全に初めてWebライティングを基礎から学びたい人向けです。

「WEBライティング技能検定」については、こちらの記事に詳しくまとめてあります。

Webライティング技能検定って役に立つの?評判や特典内容を解説します

Webライティングの何から勉強するか

まず初めに、あなたがライティングの何から勉強するべきか考えましょう。個々の文を文法的に正しく作文したり読みやすいように整えたりする技術は、Webライティングも紙媒体の文章作成も共通します。

しかしWebライティングにはそれに加えて従来の紙媒体の文章作成とは異なる技術が必要となります。

経験の度合いによって、学ぶべきことは次のように分けられます。

  • Webの記事作成の経験はないが紙媒体などの作文の経験はある→Webライティングの技術を学ぶ
  • 今までにWeb以外の作文も未経験で一から文章作成を勉強したい→基本的な作文技術から学ぶ

基本的な作文から学ぶのか、次のステップのWebライティングそのものを学ぶのか、最短で結果を出すためにスタート位置を確定しましょう。

Webライティングをどのような方法で勉強するか

何を学ぶかをはっきりさせたら、次にどのような方法でWebライティングを勉強するか選びましょう。学ぶ内容別のおすすめの勉強方法は次の通りです。

  • Webライティングの技術を学ぶ→本・講座・Web上の情報から
  • 基本的な作文技術を学ぶ→本・Web上の情報から

勉強方法のうちWeb上の情報については、検索すると無料で技術を教えてくれるサイトやメルマガがヒットします。いくつか見比べてみて、自分に合ったサイトを選んで勉強しましょう。

こちらの記事にもWebライティングの基本がまとめてあります。参考にしてみてください。

Webライティング初心者なら理解しておきたい基本テクニックを解説

以下では、本と講座についてまとめます。

本でWebライティングを勉強する

Webライティングについても基本的な作文技術についても、かなり多くの本が出版されています。自分に合った本を探してそれを基に勉強すればよいでしょう。

あれこれ多くの本に手を出すよりも、まずは選んだ本の内容を完璧にマスターするつもりでじっくり学びましょう。ほかの本を読んでみるのはその後です。

下にリンクをつけた本サイトの記事では、Webライティングの勉強におすすめの本を次の3ジャンル3冊ずつ、計9冊ご紹介しています。

  • Webライティング
  • 文章力アップ
  • セールスライティング(商品を購入させるためのライティング)

ぜひ参考にしてみてください。

Webライティングの勉強におすすめほの本9選|ライターのスキルアップに役立つ書籍を紹介

講座でWebライティングを勉強する

Webライティングの講座は、次の3種類があります。

  • 通信講座
  • 通学形式
  • オンライン

最も数が多く受講しやすいのはオンラインの講座です。多すぎて迷ってしまうかもしれませんが、次の6つのポイントを押さえて選べば間違いないでしょう。

  • 目指すライターの種類
  • 取得できる能力
  • 予算
  • サポート面
  • 講師の紹介動画・プロフィール
  • 講座のジャンル

本サイトの以下の記事では、Webライティングのおすすめ講座を次の3ジャンル3つずつ、計9講座紹介しています。

  • 無料講座
  • 実践向けの有料講座
  • 初心者向けの講座

ぜひ参考にしてみてください。

WEBライティング講座おすすめ9選 | 講座を選ぶ6つのポイント

初心者向けWebライティングの基本

初心者がWebライティングの基本について具体的に学ぶ場合は、全体→個々の文の順で技術を身につけましょう。

その方が比較的わかりやすい文章を早い時点から書けるようになります。次の順序でWebライティングを実践してください。

  1. ライティングの手順を守る習慣をつける
  2. 記事全体の構成を練る
  3. 個々の文を読みやすく書く

こちらの記事に、より詳しくWebライティングの基本をまとめてあります。

Webライティング初心者なら理解しておきたい基本テクニックを解説

Webライティングの手順

Webライティングをするにあたっては、必ず次の順序で書くようにしましょう。

  1. リサーチする
  2. タイトル・見出しを考えて、全体の構成を決める
  3. 文章を書く

いきなり書き始めることは絶対にやってはいけません。ユーザーと検索エンジンの両方に理解しやすい記事作成のためには、書く前に十分に検討・準備することが大切です。

■リサーチする

具体的にはリサーチにより次の2点を明確にします。

  • ターゲットとなる読者を想定する
  • キーワードを選定する

■タイトル・見出しを考えて、全体の構成を決める

リサーチで選定したキーワードを使ってタイトルや見出しを考えます。詳しくは次にまとめますが、ユーザーの検索目的をできるだけ早く解決できるように、順番を工夫して全体の構成を決めます。

■文章を書く

詳しくは後ほど述べますが、記事全体の見た目がすっきりと見やすいように、また1つひとつの文が不明瞭・不正確にならないように作文します。

Webライティングの構成

ユーザーにも検索エンジンにも理解しやすい記事を書くためには、初めに結論を述べてから理由を示す「PREP法」に則って書くことがおすすめです。具体的には、次の順序で記事を構成します。

  • Point(結論)
  • Reason(理由)
  • Example(根拠)
  • Point(結論)

最後の結論は省くこともあります。初めに結論を示すことで、できるだけ短い時間で検索目的を達成したいというユーザーの欲求を満たすことができます。それに初めに結論が述べられているだけで、読み進める際にかなり理解しやすくなります。

またユーザーがあなたのページから離脱せず読み続けてくれると、滞在時間が長くなります。それは検索エンジンの評価を高めることにもなります。

記事全体の見出しの構成をPREP法に合わせるだけでなく、見出し内の本文もPREP法に従って結論→理由・根拠の順で書くようにしましょう。

Webライティングの作文技術

その他、Webライティングならではの作文技術としては次の3つが挙げられます。

  • PCで3行、スマートフォンで3~5行を目安に改行を入れる
  • 箇条書きやナンバーリスト(1. 〇〇〇 2. ✖✖✖ …)を活用する
  • 1見出しの本文は1つのテーマにしぼり、300字程度を目安とする

紙媒体での作文技術も、例えば次のような点はWebライティングにも共通して有効です。

  • 主語・術後の係り受けを正しくする
  • 接続詞を適切に使用して文章の流れをはっきりさせる
  • 個々の文が長くなりすぎないようにする(Webライティングでは80字が目安)

まとめ

ユーザーと検索エンジンの両方に理解しやすい文章を書くWebライティングは、今後ニーズがますます高まっていくと考えられています。

この記事でWebライティングの概略をつかんだら、個々のテーマについてより詳しい記事も参考にしてください。