Webライティング技能検定の取得を検討している方とって、一番知りたい情報は「Webライティング技能検定って役に立つの?」ということだと思います。
そんな疑問に答えるために、Webライティング技能検定の評判や、特典内容などをまとめました。ぜひ参考にしてください。
Webライティング技能検定とは
一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が認定する、Webライティングに関する民間資格です。
検定試験に合格すると『WEBライティング実務士』になることができます。
この資格を取得するためには検定試験とは別途で、ヒューマンアカデミーの『WEBライティング技能検定講座』の受講が必要になります。
ヒューマンアカデミーのサイトによると、Webライティング技能検定によって「クラウドソーシングで働くために必要なビジネスマナーや基礎知識、文章作成技術などが身につきます。」とあります。
このことから、Webライティング未経験者から初心者を対象とした資格だということがうかがえます。
Webライティング技能検定にかかる費用
資格取得にかかる費用は総額4,1000円です。WEBライティング技能検定講座受講とは別に本試験の受験料と資格証の発行料がかかります。
資格証は提携クラウドソーシングサイトの特典などを受ける際に必要になります。
<費用の内訳>
- WEBライティング技能検定講座:32,000円
- 本試験料:6,000円
- 合格証発行料:3,000円
=総額4,1000円
Webライティング能力検定との違いは?
Webライティング技能検定と混同されがちな資格に『Webライティング能力検定』があります。両者の違いを見てみましょう。
【WEBライティング技能検定】
運営団体 | 一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 |
資格名 | Webライティング実務士 |
対象者 | Webライティング未経験~初心者 |
試験費用 | 本試験料:6,000円 講座受講費:3,2000円 合格証発行料:3,000円 |
受験会場 | オンライン |
資格更新 | なし |
クラウドソーシングサイトでの特典 | あり |
【Webライティング能力検定】
運営団体 | 一般社団法人日本Webライティング協会 |
資格名 | Webライティング能力検定1~3級 |
対象者 | Webライティング初心者~中級者 |
試験費用 | 1,3500円 |
受験会場 | 全国16ヶ所の会場 |
資格更新 | 2年間(更新費用1,2000円) |
クラウドソーシングサイトでの特典 | なし |
この他にもWEBライティング技能検定に比べて、Webライティング能力検定の方が難しく、テキストの内容もしっかりしていると言われています。
その理由はWebライティング能力検定がWebライティング初級者を対象としているのに対して、WEBライティング技能検定は未経験を対象としているからです。対象者が違うため難易度も変わります。
Webライティング技能検定の評判は?
Twitter上にあるWebライティング技能検定の評判を見ていきましょう。
Twitter上ではかなり辛辣な意見も多数見受けられました。どういった目的で資格を取得するかは人それぞれですので、色々な意見があると思います。
受験を検討されている方は、ネットやTwitterなどで評判を見てから決めるといいかもしれません。
クラウドソーシングサイトでの優遇内容
ヒューマンアカデミーの「たのまな」のランディングページを見ると、Webライティング技能検定講座について「稼げる保証付きの講座ができました!」とありますが、どういった保証内容なのでしょうか?
他にも「クラウドソーシング事業者がバックアップ」や「優先的に仕事を受注できる」と書いてあります。

合格者特典の内容については日本クラウドソーシング検定協会の公式サイトに記載されていました。合格者特典として、6つのクラウドソーシングサイトから優遇を受けることができるようです。
クラウドソーシングサイト | 各特典 |
ecorista | ・通常報酬の10%アップ(※指定案件について) |
CROWD | ・毎月のランキングポイント(10位まで)を2倍付与いたします。 ・資格取得後1年間以内の獲得ポイントが10万円分を超えた方には、お仕事を継続していただいたボーナスとして1万円分のポイントを追加付与いたします。 ・案件の優先配信による安定的な供給に努めます。 |
Lancers | ・クライアント向けメールマガジンにて、オススメの人材として『WEBライティング実務士』資格取得者を紹介いたします。 |
サグーワークス | ・サグーライティングプラチナの記事報酬が永久5%アップいたします。 ・レベルアップする度にもらえるボーナス報酬が2倍になります。(総計22万円相当) |
ちょびリッチ | ・ちょびリッチのサイト内にある合格者ID入力ページからIDを入力していただくことで200ちょびポイントをプレゼントいたします。 |
タイピングベース | ・外出先で充電がなくなったときに便利なモバイルバッテリーをもれなくプレゼントいたします。(iPhoneを2台分の充電が可能です)※先着200名様 |
引用元:日本クラウドソーシング検定協会
上記の内容ではCROWDが「案件の優先配信」、Lancersが「資格取得者を紹介」とありますが、それで本当に継続的に案件を獲得できるとは思えません。これが「稼げる保証」なのでしょうか?
※実際にヒューマンアカデミーに確認を行ったところ、「以前は講座受講料分の仕事斡旋を行っていたが今は行っておらず、そのときの内容が今も記載されているのかもしれない」といった旨の回答をいただきました。
WEBライティング技能検定の難易度
合格率は48.5%と高いです。合格ラインについては非公開とされています。
公式サイトによると、受験者の9割が4択問題で高得点を取っていることから、不合格者のほとんどがライティング問題で躓いているということがわかります。
WEBライティング技能検定はWebライティング未経験者から初心者と対象としている検定です。専門家しかわからないような難しい問題はでません。
テキストを勉強し、ライティング問題の対策しっかり行えば合格は可能です。
WEBライティング技能検定の試験内容
本試験は教材をもとにした4択問題50問と、ライティング問題4問が出題されます。
250点満点中、ライティング問題の配点が200点と、実技に比重を置いた試験内容になっています。ライティング問題は特定のテーマに対して300~400文字の文章を作成します。
試験時間90分
選択問題50問:50点(国語、ビジネスマナー、個人情報保護、セキュリティ、SEOなど)
記述問題4問:200点(特定のテーマに対して300~400文字の文章を作成)
WEBライティング技能検定の学習方法
選択問題は教材の中から出題されます。教材をしっかりとやり込んでおくことが重要です。
配点からもわかるように、ライティング問題に比重を置いた試験内容になっています。合格にはライティング問題をいかに攻略するかがカギになります。
WEBライティング技能検定はそれほど高い難易度の試験ではありません。
ですが、普段文章を書かない人にとって即興で文章を書くことはなかなかハードルの高い作業だと思います。しっかりとした対策をして試験に臨んだ方がいいでしょう。
ライティング問題対策
ライティング問題を攻略するには実際に文章を書くしかありません。そうは言っても闇雲に文章を書くだけでは学習効率が悪くなってしまいます。下記の方法を実践するといいでしょう。
- 『解答速報および問題例』を見て出題傾向と模範解答を理解する
解答速報および問題例
- 実際に過去問題のテーマでライティングしてみる
- 過去問題の総評やテキストで表現方法の間違いなどを確認する
本試験の総評
- 自信がつくまで①~③を繰り返す
試験の採点基準を理解することで効率的な学習につながります。採点規準は公式サイトに記載されてるのでチェックしましょう。
WEBライティング技能検定の日程と試験会場
Webライティング技能検定は毎月1回開催されています。本試験実施日より3営業日前までに入金を済ませておかなければ、その月に受験することができません。
Webライティング能力検定はオンライン試験のため、ネット環境さえあれば自宅など好きな場所で受けることができます。
オンライン受験には専用サイトへの事前登録が必要です。教材に同梱されている「オンライン試験システムID・パスワード通知書」に従って登録することができます。
専用サイトに登録することで本試験だけでなく、模擬試験も受けることができます。
まとめ
Webライティング技能検定の評判や特典についてまとめました。
Webライティング技能検定のテキスト内容は、未経験者や初心者にとっては勉強になると思います。
ですが、高い費用を払ってまで受ける必要があるのかは意見が分かれるところです。資格取得を考えている方は、よく検討してから決めることをおすすめします。