有名なWEBライターの多くが個人ブログを持っているので、自分も始めるべきではないかと迷っているWEBライター初心者は多いでしょう。
「他の執筆案件との両立が難しそう」と感じて、足踏みしている人もいるのではないでしょうか。
しかし、もし本気でライターとして成長したいのであればブログは始めるべきです。
本記事では、なぜWEBライター初心者にブログがおすすめなのかを詳しく説明していきます。
本記事を読むことで、ブログの持つ多様な価値を知り、ブログを継続するモチベーションを高めることができることでしょう。
WEBライター初心者にブログをオススメする理由

1つの記事を書くのにも多くの労力を必要とする駆け出しのWEBライターにとって、「ブログでも記事を書く」という作業はどうしても面倒に感じられるでしょう。
しかし、WEBライター初心者こそブログをやるべきです。
その理由は大きく次の3つが挙げられます。
- WEBライターにとってブログは名刺代わりになる
- ブログそのものが今後の資産になる
- SEO対策ができるライターに付加価値がつく
駆け出しのWEBライターはまず、仕事が受注できないという壁にぶつかります。
実績が無いため当然です。
運良く仕事をもらえても、契約の関係で実績として提示できない場合もあるでしょう。
しかし、ブログを持っていればライターとしての能力を堂々とアピールできるようになるため、仕事の依頼もグッと増えるようになります。
WEBライターにとってブログは名刺代わりになる
WEBライターにとってのブログは、文章力や継続力の証明、SEOに対する見識のアピールなどに直結する名刺代わりであり、WEBライターとしての価値をクライアントに提示するものになります。
特に検索上位を獲得している記事があれば、ブログをポートフォリオとしてクライアントに提出する際、「SEOの知識を活かして記事作成ができている」ことの証明になります。
つまりブログを戦略的に運用することで、ただ文章が上手なだけでなく、変化の激しいSEOのトレンドに対応したライティングスキルを持っていることをアピールできるのです。
またブログを運用していることで、ライターとしての本気度をクライアントに伝えることができます。
クライアントとしては、ライターに仕事を投げ出さず完遂してもらうことが何より重要と考えています。
したがって、ライター業に本気で取り組んでおり、与えられた仕事に対して責任を持って臨んでくれそうな人に仕事を振りたいと思うのです。
例えばライターとしての実力を測る「テストライティング」において、応募者の実力が拮抗している場合、ブログを継続的に運用している人の方は本気度が伝わり、信頼できると感じるでしょう。
以上のようにブログは、ライターとしての実力だけでなく、ライター業に対する真摯な姿勢を証明する名刺としても機能するのです。
ブログそのものが今後の資産になる
ブログを計画的に運用することで、アドセンスやアフィリエイトによって収益化が期待でき、安定した資産として機能するようになります。
一度収益化のサイクルが生まれれば、極端な話、以降何もせずに収入が入ってくるようになるのです。
とはいえ実際には継続的にブログを更新し、過去の記事の情報もアップデートしていかなければ、競合のサイトに抜かれて収益が落ち込んでしまうため、定期的な更新を心掛けましょう。
SEO対策ができるライターに付加価値がつく
ブログ記事が上位表示を獲得していれば、SEO対策ができるWEBライターとして価値を高めることができます。
SEO対策と一口に言っても、キーワード選定や競合分析といった基礎的なものから、Google Search ConsoleやGoogle Analyticsなどを用いたデータ分析とそれに基づいたリライトのように、深いレベルのものまで多岐に渡ります。
基礎的な知識は、記事の構成や文章からでもある程度推し量ることができます。
ところが、ツールを用いた分析などの裏側は、依頼を受けて執筆した記事などでは伝えづらいものです。
しかし自身のブログがあれば、上位表示獲得までに行った施策のプロセスをアピールすることができ、ひいてはライターとして実践的なSEO対策ができることを付加価値とすることが可能になります。
ウェブライターがブログを書くと収益が生まれる

WEBライターにとってブログは、ライティングの練習場やSEOの知識を実践する場としての役割を持つだけでなく、収益化の流れを作り出してくれます。
ブログを収益につなげるためには、以下の方法が効果的です。
- 得意とするジャンルを中心に執筆する
- 記事内のプロフィールから仕事が入る流れを作る
- アフィリエイトを始めて収益化する
得意ジャンルを中心に執筆していることで、当該ジャンルの執筆依頼が増えていきます。
そして時にはブログ経由で執筆依頼が来ることもあるため、収益化の流れを作るためにもプロフィールを充実させておくことも重要です。
また、ブログそのものの収益を大幅にアップさせたい場合は、アフィリエイトにも挑戦してみると良いでしょう。
では、詳しく見ていきます。
得意とするジャンルを中心に執筆する
ブログに収益化の流れを作り自身の資産とするために、自分の得意ジャンルを中心にコンテンツを作成するとよいです。
理由は以下の通りです。
- 得意分野の依頼を受けやすくなる
- 継続しやすい
- リサーチの手間が省ける
WEBライター初心者がブログをやるべきか迷っているとき、ネックとなっているのが「仕事につながるのか」という心配です。
WEBライティングはとても労力のいる仕事で、もし仕事につながらないならば、「ブログに時間を割きたくない」というのが本音でしょう。
しかし得意ジャンルを中心にブログを続けていくことで、中長期的に見たときWEBライターとしての仕事に好循環を与えてくれます。
なぜなら、得意ジャンルを実績として提示できるようになることで、そのジャンルの執筆依頼が増えるためです。
書きやすい得意ジャンルの執筆依頼が多くなれば仕事の回転率が上がります。さらに得意ジャンルの専門性が高まることで単価アップにもつながるでしょう。
ブログは短期的にはキツいと感じることも多いですが、このようにライターとしての仕事に良い流れを生み出してくれるのです。
またブログは継続が重要ですが、得意ジャンルならば記事のネタを見つけやすく、前提知識のリサーチの手間も省くことができるため、比較的継続がしやすいです。
以上のように、得意ジャンルを中心に執筆することは様々なメリットがあるため、ブログを始める際の必須要件と言えるでしょう。
記事内のプロフィールから仕事が入る流れを作る
ブログを運用していると、偶然ブログを見た人から執筆依頼が来ることがあります。
クラウドソーシングに比べブログ経由の執筆依頼は単価が高い傾向にあるだけでなく、単価交渉がしやすいため、是非とも掴みたいチャンスです。
そこで、ブログ記事内のプロフィールから仕事が入る流れをあらかじめ作っておくことが重要となります。
プロフィールには、ライターとしての経歴・能力をアピールできる内容や、クライアントが仕事依頼をしやすい導線を用意しておきましょう。
一例として、以下の内容を書いておくと良いです。
- WEBライターになるまで・なってからの経歴
- 得意ジャンル
- 問い合わせフォームへのリンクや連絡先
- 過去の実績
- 受注単価の目安
ライターとしての経歴が少ない人は、まず前半の3つだけでも記載しておくとよいです。実績を積むごとに、徐々に内容を充実させていきましょう。
いずれにしろ、興味を持ってくれたクライアントを逃さないために、簡単にコンタクトが取れる状況を作っておくことが重要です。
ブログ初心者でフォームを用意できていない人も、メールアドレスやツイッターなど、連絡手段を明記しておきましょう。
アフィリエイトを始めて収益化する
ブログを収入源とするための方法に「アフィリエイト」があります。
アフィリエイトとは、ブログなどの記事内で広告主の商品をPRし、その記事経由でクリック、購入・契約に至った場合に報酬が得られるシステムのことです。
ブログ運用者の多くが導入しているアドセンスの報酬は、1クリックあたり高くても100円です。
しかし、自分の経験を考えてみると分かると思いますが、サイト内の広告はそこまで頻繁にクリックしないでしょう。
実際、アドセンス収入は1万PVでも5000円に届かない程度です。
対してアフィリエイトは、1つの契約あたり1万円前後の商品・サービスも珍しくありません。
SEOに精通したWEBライターがブログでアフィリエイトを始めれば、月に数十万円〜100万円得ることも可能です。
もし自分の得意ジャンルで紹介できる商品・サービスなどがあれば、積極的にアフィリエイトを行うと良いでしょう。安定的に収益化できるようになれば、精神的にもかなり楽になります。
WEBライターがブログを書くときの注意点

ブログはWEBライターにとって多くのメリットがありますが、他方でいくつか注意点があります。
- 忙しくても更新を止めない
- 個人の主張が強すぎる発言は避ける
- 誤字脱字を連発する手抜き記事を公開しない
上記の注意点を守らないと、ブログをポートフォリオとして提示した際に、むしろクライアントの心証を悪くする可能性があります。
詳しく見ていきましょう。
忙しくても更新を止めない
趣味としてのブログならば関係ありませんが、WEBライターとしてブログを名刺代わり(ポートフォリオ)にしたいのであれば、継続的に更新し続けることが重要です。
先に説明したとおり、ブログを続けていることでクライアントに継続力やライターとしての本気度をアピールすることができます。
しかし、これは「続けていれば」の話です。
逆に何ヶ月も更新がされていないブログは「継続力がない」「本気度が感じられない」など、むしろネガティブなアピールに繋がりかねません。
どれだけ忙しくても、最低でも月に2〜3記事は確保するようにしましょう。
個人の主張が強すぎる発言は避ける
ライターの個人ブログは文章力や執筆ジャンルについての専門性だけでなく、文章からライターの人柄を推し量ることができます。
そのため、ブログでの言葉選びには慎重にならなければなりません。
極端な政治的・宗教的な意見表明や、他者の名誉を毀損するような内容が含まれている場合、クライアントはそのライターの言葉選びに疑問を感じ、仕事を依頼したいとは思わないでしょう。WEBライターに依頼される記事は企業のコーポレートサイト・サービスサイトなどにも掲載される可能性があるため、会社が不利益を被ることがないよう細心の注意が払われるのです。
したがってライターの仕事につなげるためのブログでは、個人の主張が強すぎる発言(不適切な言葉選び)は避けることが得策となります。
誤字脱字を連発する手抜き記事を公開しない
誤字脱字を多く含む記事があると、「丁寧な仕事ができない人」だと思われてしまいます。
特に記事内の重要なキーワードでの誤字脱字は御法度です。
SEOキーワードや重要キーワードを大切にしない人だと認識されてしまうと、「SEOの基本を理解していない人」という印象を与えてしまいます。
また誤字脱字が多い人だと思われると、「何度も修正を依頼することになるのではないか」と疑問を持たれる可能性もあります。
クライアントにとって、修正や修正依頼の手間は避けたいのが当然の心情です。
先に忙しくても更新を止めるべきではないと書きましたが、かといって、記事数を増やそうと手抜き記事を生み出すことも避けなければなりません。
クライアントに「安心して仕事を任せられる」「修正が少なそう」などの好印象を持ってもらうためにも、公開する前の誤字脱字チェックは念入りに行うようにしましょう。
まとめ:ブログは最強の自己紹介ツール
駆け出しのWEBライターほどブログは重要です。
WEBライター初心者は実績の面で大きなハンディキャップを持ちますが、ブログが自己紹介ツールとなって、ライター業に好循環を与えてくれます。
たしかに初めは面倒だと感じることも多いと思いますが、継続すれば必ず様々な利益を生み出してくれるので、迷っている人はぜひブログを始めてみましょう。