記事作成ツールを使って文書作成の効率を上げましょう。
Webライティングで生計を立てている私が、実際に執筆の際に使っているツールを5つ紹介します。
また自動文章作成ソフトについても触れているので、最後まで見ていってくださいね。
H記事作成にツールを使うメリット
記事作成にツールを使うメリットは、主に
- 時間を短縮できる
- 数字を参考に構成を組むことができる
- 自分で気がつけない点も教えてくれる
の3点です。
H時間が短縮できる
ツールを使うことで、記事作成にかかる時間を短縮できます。
たとえば
- 共起語(SEOキーワードともによく使用される単語)リサーチ
- ライバルページで使われているキーワードの比率
- ライバルページの記事構成
などのリサーチを手作業でするのはかなり手間ですし、時間も大幅にかかってしまいます。
また作業中は、他のことがまったく進みません。
しかしツールを使うと、
- 簡単に
- 時間をかけずに
- 他の作業と並行しながら
記事作成をすすめることができます。
H数字を根拠に構成を組むことができる
ツールを使うことで、数字を根拠にした記事構成の作成が可能です。
たとえばブログにしてもアフィリエイトにしても「自分の書きたいものを書きたいように書く」というプロダクトアウトの精神はご法度。
「市場にニーズがあって、みんなが知りたがっていることを知りたがっているかたちで提供する」マーケットインの考え方が重要です。
市場のニーズを数字として教えてくれるツールによって「数字がこれだけあるから、このネタの記事をかく」と行動に根拠が生まれます。
自分で気がつけない点を教えてくれる
ツールを使うことで、自分ひとりでは気がつけない視点やミスを教えてくれます。
たとえば執筆後の文章の校正をしてくれるツールが典型的です。
自分では気がつけない文法的なミスや、繰り返しの言葉を指摘してくれます。
また「Googleの検索結果」も「みんなが検索を通じて、どのような事柄を知りたがっていのか」を判断できる立派な記事作成ツール。
「自分が考えていたキーワードと記事内容の関係」と「他の人が考えているキーワードと記事内容の関係」が異なっているとき、自分の頭だけではズレに気がつけませんよね。
このようにツールを活用することで、自分だけでは気がつけなかったことがわかるのです。
記事作成に使えるツール
実際に私が記事作成の際に使用しているツールを5つ、紹介します。
関連キーワード取得ツール

キーワードを入力すると、関連するキーワードを一気に取得できる関連キーワード取得ツール。
使い方は検索窓に調べたいキーワードを入力するだけ、しかも無料です。
Googleにて2語以上で検索する際、1語目の入力後スペースを開けると「よく検索されている続きのキーワード」をGoogleが提案してくれますよね。
よく検索されている2語以上のキーワードを一覧に集めてくれるのが関連キーワード取得ツールなのです。
キーワードプランナー

Google広告の機能の一つである、キーワードプランナー。
Googleに広告を月々数百円から出稿することで、過去一年間のキーワードごとの検索ボリュームについて詳細なデータの取得が可能です。
記事作成しようとしているキーワードや解説しようと考えている内容が、本当に検索ニーズがあるのかどうかを確認する重要なツールです。
なお無料でも検索ボリュームを調べられますが、「100~1000」など幅を持った表示になってしまいます。
キーワードプランナーの使い方
キーワードの検索ボリュームを調べる方法について紹介します。
- Google広告にログイン

- 「ツールと設定」からキーワードプランナーを選択

- 「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリック

- キーワード入力画面のテキストエリアに、調べたいキーワードを入力

- 「過去の指標」をクリックすることで過去一年間の検索ボリュームが表示される
キーワードプランナーで関連キーワードの検索ボリュームを取得する方法
キーワードプランナーと上記の「関連キーワード取得ツール(仮)」を併用することで、過去一年間の関連キーワードの検索ボリュームが取得可能です。
- 関連キーワード取得ツールの「全キーワードリスト」の枠内(赤丸内)をクリック

- 全選択(Ctrl+A)→コピー(Ctrl+C)
- 「キーワードプランナーの使い方」の要領で、キーワード入力画面を表示して、テキストエリアにコピーしたキーワードリストをペースト
- 「過去の指標」をクリックすることで過去一年間の関連キーワードの検索ボリュームが表示される
キーワードプランナーは、上記の関連キーワード取得ツールと併用したときに真価を発揮します。
ぜひマスターしましょう。
文字数と単語数をカウントするツール(仮名)

文字数と単語数をカウントするツール(仮名)を使用することで、調べたいページ(だいたいはライバルページ)の
- 総文字数
- よく使われているキーワードランキング
- キーワードの比率
を無料で解析することができます。
検索結果上位ページの共起語を知ることで、「ハズしにくい」記事構成となります。
また執筆の段階でも「Aという単語とBという単語、どっちも同じ意味だけどどちらで書こうか」となったとき、上位表示されているページのキーワード比率を知っていると迷いません。
使い方はURLを入力するだけなので、簡単です。
さらに記事作成後の文章も同じツールで解析できるので、「書いた記事が上位表示されている記事と大きくズレていないか」をチェックすることも可能です。
文賢

文賢は記事作成後に文章校正をしてくれるツールです。
メインの機能は
- 校閲支援
- 推敲支援
です。
校閲とは、日本語の間違いを直す作業のこと。
文賢の校閲支援機能では、たとえば文章中に「SEO対策」という単語を入れたときに「正しくはSEOです」と指摘してくれます。

文賢での実際の指摘
また推敲支援機能も秀逸で、さまざまな視点から「読みやすい文章になっているか」を判定してくれます。
たとえば
- 漢字のひらく・とじる
- 文章が長すぎないか
- 読点が多すぎないか
- 同じ文末表現が続いていないか
など自分では気がつけない視点からアドバイスしてくれるので、記事のクオリティが大幅に向上します。

文賢は無料ではないが、導入の価値アリ
文賢は有料ツールです。
文賢の料金プランについて表でまとめました。
文賢料金プラン(参考)
スタンダードプラン | まとめ買い割引プラン | |||
まとめ買い数 | – | 5ライセンス~ | 10ライセンス~ | 15ライセンス~ |
初期費用 | 11,810円 | 11,880円 | ||
月額費用 | 2,178円 | 2,069円(5%OFF) | 1,960円(10%OFF) | 1,851円(15%OFF) |
※まとめ買いプランの月額費用は筆者の試算による
初期費用が大きいようなイメージですが、Webライターであれば数記事でも引き受ければペイするだけの金額です。
また文章力は人に見てもらうことで成長します。
文賢でチェックを重ねることにより頻繁にチェックがつく部分がわかるようになり、伝わりやすい文章を意識するきっかけになります。
「自分の文章を誰かに見てもらう機会があまりない」という人には文章力への投資という意味でも文賢はおすすめです。
Copy Contents Detector

CCDとも呼ばれるコピペチェックツール、Copy Contents Detector。
無料なら4000文字まで解析可能です。
Web上のコンテンツとの一致率や、過去の解析をかけたものとの一致率が視覚的に表示されます。
チェック後の画面が他のコピペチェックツールより見やすいのでおすすめです。

CCDのチェック後の画面例
CCDの弱点は、「使っていくにつれどんどん動作が重くなる」こと。
動作を重くしないコツは、ブラウザのシークレットモードで起動することですよ。
とはいえブラウザのシークレットモードを利用すると履歴が残らないので、解析履歴か速度のどちらかを取ることになるので注意しましょう。
文章作成が自動でできるソフトはおすすめできない
「記事作成は時間がかかるし、いっそ自動で文章作成してくれるようなソフトがあればラクできるのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし結論としては、記事執筆に自動文章作成ソフトを使用するのはおすすめしません。
PSWはブラックハットSEO専用

公式サイトを拝見するに、PSWはブラックハットSEOでのサテライトサイト構築に役立つツールだと感じました。
PSWは
- ワンクリックで10,000ページを生成可能
- 200ページを1秒で生成
- 5ページや10ページの内部リンク済みサイトも生成可能
というパワフルさと、一見自然な文章でアフィリエイター御用達の自動文章作成ツールです。
実際に生成された文章がこちらです。



自動で上の画像のような文章を作成できるので、すぐにGoogleからペナルティを受けるようなことは無さそうです。
サイトを使い捨てにするようなサテライトサイトにはぴったりのツールかもしれません。
しかしアフィリエイトのメインのサイトにPSWで自動生成した文章を投稿するだけで、売上をあげようというのはおそらく無理です。
またWebライターとして受注したライティング案件を、PSWで代用しようというのも不可能です。
アフィリエイトのメインサイトや、受注したWebライティングで重要となるのは記事構成の部分であり、「いかにわかりやすく情報を検索ユーザーに届けるか」であるからです。
執筆部分での文章の自然さに重きをおいた記事作成ツールに、サテライトサイト以上の使い道はありません。
もちろん自動でここまで自然な文章を生成できる技術は、素直にすごいとは思いますよ。
自動文書作成するAIソフトArticooloは微妙

AIが自動で文章作成をしてくれるというArticooloも実際に使用してみたところ、微妙の一言でした。
たとえば「PC 選び方」でクエリを投げたところ、帰ってきたのはこのような文章。

PCを選ぶ段階で「今すぐ復元」という単語はいらないはずなのですが、、、
ということで記事作成の精度は、あまり高くなさそうです。
記事を購入すれば(有料)記事のすべてを確認できる(モザイクが取れる)ようですが、さすがにやめておきました。
他にも記事作成できないキーワードが結構多い、というのも微妙だと感じた点でした。
たとえば今回の様な「記事作成 ツール」をキーワードにすると、下のような画像が表示されてキーワード変更を迫られます。

AIがライターに取って代わる時代は、もう少し先かもしれませんね。
記事作成ツールを使ってライティングの精度をあげよう
自動記事作成ツールではまだ本格的にWebライティングができないようです。
我々Webライターやアフィリエイターは自分の手で検索エンジンに評価され、人々の記憶に残るようなコンテンツを作成する必要があります。
ここで紹介した記事作成ツールを利用して、効率のいいライティングをしていきましょう。