杉山:こんな質問をいただきました。

杉山:これあれじゃないですか?遠藤さんがやってきたことをそのまま話せばそれが答えですよ!
遠藤:デザイナーって言ってるから、これは俺のほうが詳しいか。
杉山:じゃあ実際どういう活動で、どうやって稼げるまでに至ったのかを教えてください。
フリーランスが年収1000万超えたきゃ実績を作れ!
遠藤:なんだろうなぁ仕事取るためには実績って大事なんですよね。
最初は実績がなかったりするから、実績集めるために「モニターとしてやらしてください!」ってとこから入らないといつまで経ってもスタートできない。
杉山:じゃあまず、一にも二にも実績?
遠藤:実績ですよね〜。あと商流工程の流れを理解することも大切。企画、構成があって、その次に作るがあるわけじゃないですか。それでその次に、検証とか公開って作業がある。
で、ほとんどの人は真ん中の作る所しかしてないんですよ。だから仕事も取れないし、単価も上がらないんじゃないかなぁと思うんですよ。
企画の段階から携わる。デザイナーだったらランディングページの効果を数字で検証する。そこまでできたら圧倒的に単価が上がるし、そもそも、そこまでできるWEBデザイナーがほとんどいないからかなり選ばれる要素になる。
みんな単価を上げるために「デザインが上手くならなきゃ!」とか、デザインを頑張ろうとしちゃうんだけど、真ん中だけの工程をがんばったところでなかなか単価って上げられない、上手い人っていっぱいいるから。
一方で、企画構成からやってくれる人って中々居ないし、ましてや検証までやってくれる人はそういないじゃないですか。
僕が推奨してるのは、最初の方でも言った、最初自分はやり方わからない、何もでかない訳だから、無料でもいいから関わらせてもらう、
だから俺はお客様と企画の段階から関わっていくことを推奨してる。他の人がやらないことだからやる価値がある。最初はやり方もわからないし、何もできないから、無料でいいからとにかく関わらせてもらう。
実績のない状態で信頼を獲得した方法
遠藤:実際に俺がやってたのは方法は、ランディングページなんかの案件を受けるとする。そしたら「今後そのlランディングページを広告に回すのであれば結果がどうだったのか教えてください。
それでもし結果が良くない方向に行くのであれば無料で修正いたします。そのかわり数字を共有していただけると幸いです。」みたいな感じで伝えるとお客様との距離もグッと近づく。
お客様も「こいつはちょっと違うな。」って思ってくれると思うんですよ。
そうやって言ってくれるWEBデザイナーはその分選ばれるし、工数的には増えちゃうかもしれないけど、その分勉強になるのでそういうやり方でやっていくのがいいかなって思うんですよ。
杉山:なるほど、仕事を受けるフリーランスの立場なら報酬に先に目がいくというか、まずどれだけの報酬が得れるかと考えてしまいがちですね。
フリーランスは時間単価になっていくから、割りに合うかどうかと考えてしまうと思いますが、そこに縛られちゃいけないということですね。
遠藤:そこに縛られてるといつまでたってもスタートできないから。
そんで俺めちゃくちゃ疑問に思うのが、みんなお金かけて講座とかセミナー受けるわけじゃないですか。
知識を身に付けたいとか、スキルを身に付けたいとかあると思うんですけど、それってお客様と仕事でやり取りする中でも実践として学べることなんですよ。
なんでお客様とそれができないのかって思うわけですよ。無料で勉強できるわけじゃないですか。
杉山:確かにそうですね。実戦形式の修業みたいなものですもんね。
遠藤:このやり方は、お客様にも自分にも双方にメリットがあるって思っていて。
実績もないのに金額を提示しちゃったり、できるようになってからお客様に向けてサービスを作るって言って何も行動しない人も多いんですよね実際。
実績を踏まえないといつまで経ってもできるようになんてならないんだから、そこで躊躇してたらそもそも無理なんじゃないかって思うんですよね。
杉山:なるほど、スポーツで言ったら練習だけしてても練習が上手いだけの人ですもんね。報酬を求めて試合出る出ないにはならない。
やっぱりフリーランスって、来月の自分の生活費とかに密接に関わってくるからどうしても時間単価とか工数を考えてしまいます。
でも、そこでそういうマインドにはならずにきちんと現場に出て、あくまで勉強として”それがのちのちの自分の基盤を作ってくれる”と信じてやれるかどうかが重要なんですね。
遠藤:そう思いますね。
杉山:で、実際それをやってきた遠藤さんは年収数兆円でしたっけ?
遠藤:いやいや。(笑)
杉山:でも一般的なフリーランスが憧れるくらいは稼いでるんですよね。
遠藤:上には上がいるんで自分なんて大したことないですよ。
杉山:人間ができている!(笑)
遠藤:まぁでも、フリーランスなら年収1000万くらいは行っときたいっていうのはありますよね。
年収1000万くらいはゴロゴロいるので、今話した考え方を実践して行けば全然いけ
ますよ。
杉山:そこで「1000万なんで自分にはムリ」と思っているうちは、さっき言ったようなマインドセットは根付きづらいですかね。いっぱん常識に囚われちゃってるんですね。
遠藤:まーそこはありますよね。できるって思わないとできるものもできないですよ。
杉山:なるほどー、じゃあやっぱり僕はできない方の人間ですね。
1000万てー!!って思っちゃいました。
遠藤:全然誰でもできますよ。俺なんかむしろデザインスキルが高い方じゃないんですよ。
デザインスクールに通ってた頃は、落ちこぼれな方からスタートしていて成績は下から数えた方が早かったんじゃないかなぁ。
俺が下手すぎてスクールの中で補講部屋が設けられたくらい!笑
杉山:そうなんですか、信じられない!立派になったんですね!
遠藤:そんなことないですけど、ホントその時は逆に喜んだくらい、みんなよりいっぱい学べるって!
杉山:最初からやっぱり勉強に対する意欲というか、勉強に対する価値の置き方が違いますよね。
最初からできる人はいない、まずはチャレンジしよう!
遠藤:俺は最初できないことは当たり前だと思ってるんですよ!
だからみんなよりできるとか、できないとかあんまり意識してないんですよね。
「最終的にできるようになるからいいや!」くらいの気持ちでいるんですよ。
杉山:あーなるほどなるほど。
遠藤:だから、最初にやったことのないことだとしても、お客様に「一緒に考えさせていただきたんですがいかがですか?企画の段階から一緒に考えさせてください。」て提案する。
まぁある程度お客様は選ばなきゃいけないけど、「このお客様は大丈夫だな」って方が居たら積極的に提案する。
お客様からしてもそれだけ近づいてきてくれるっていうのは嬉しい事だと思うし、プラスになる提案だったら喜んでくれると思う。全員がそうかわからないけど。
杉山:良い意味で期待値を超える。できるできないは抜きにしてまずはチャレンジすることも大切なんですね。
普通に上手くやれてるならそれでいいし、できなかったとしても、そもそもそこに費用かかってるわけじゃないから取り返しがきく訳ですね。
遠藤:お客様の立場からしたら、企画の段階から入ってくれてると安心して任せられるじゃないですか。
企画の段階から入ってないと、お客様の求めてるものとか、作ろうとしてる意図を上手く汲み取れなかったりして、お互い嫌な気持ちになることもよくあるし、そうなっちゃうとリピーターにはなりにくいじゃないですか。
稼ぎたいならとにかくリピーター作っていくことが大事だったりもするんで、リピーター作っていくにはお客様とどれだけ関係性を密にしていくかも重要だったりするんですよね。
杉山:なるほど、人を介した分だけ、情報がちゃんと伝わらなくて品質がどんどん悪くなっていくことってよくありますもんね。
遠藤:今話したことをやれば、年収1000万になるのはそんなに難しい話しじゃないと思いますよ。
杉山:なるほど。1000万、余裕ですね!(笑)
結局フリーランスで稼ぐには?
杉山:じゃあまとめに入りましょう。今回質問してくれた方は、デザイナーとして全然仕事が取れてません。具体的にどうしたらいいんでしょうか?
遠藤:今仕事取れてないとしたら、作ることにこだわらなくていいと思うんですよ。
デザイナーだからと言って作ることにこだわることはない、ライターであっても書くことに固執することないと思うんですよ。
そこだけを見るんじゃなくて、商流工程全体で考えて、企画とか構成から入ってあげた方がお客様も喜ぶし、仕事の価値としても上がるんじゃないかと思います。
杉山:なるほど。それが価値として、また実績として仕事が舞い込む環境を作れるということですね。
遠藤:結局答えたの俺一人じゃん!(笑)